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アンソニー・リンがライオンズHCキャンベルのリーダーシップを称賛

2022年02月19日(土) 20:40


デトロイト・ライオンズのアンソニー・リン【AP Photo/Paul Sancya】

NFLで21年間コーチを務め、あらゆる試練を乗り越えてきたアンソニー・リンの人格と気品は、常に輝いているように見える。

そのため、モータウンにいたのはわずか1シーズンであるものの、リンがデトロイト・ライオンズのヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルを称賛することは驚くに値しないと言えよう。

ライオンズは2021年シーズンで3勝13敗1引き分けとなったにもかかわらず、苦闘の中で見せた不屈の精神と、最初の11試合で一度も勝利していない状況から3勝3敗でシーズンを締めくくったことに対して評価を集めている。2021年にライオンズの攻撃コーディネーター(OC)を務めていたリンは、悲惨な成績にもかかわらず選手たちが奮闘し続けた理由として、キャンベルHCのリーダーシップを高く評価し、称賛した。

『Woodward Sports(ウッドワード・スポーツ)』によると、リンは次のように語ったという。「素晴らしいリーダーシップ。そう言えるだろう。ダン・キャンベルはとんでもない文化をつくり上げた。記録には残らなかったが、将来の成功のための基礎は、まさにデトロイトで築かれたのだ」

「卓越したリーダーシップだった。あの若者たちは毎日、より良くなるために取り組んでいた。しかし、月日が経つにつれ、彼らはより良くなっていったような気がする。まだまだ先は長かったが、少しずつ改善されていったと思う」

ロサンゼルス・チャージャーズのヘッドコーチを4シーズンにわたって務めた後に解雇されたリンは、2021年シーズンを前にキャンベルHCのスタッフとしてライオンズに参加した。

リンとキャンベルHCの間には感謝と尊敬の念があふれているものの、何かがかみ合わず、リンはシーズン中にプレーコールの任を解かれ、クラブと決別している。

サンフランシスコ・49ersのコーチングスタッフになることが期待されているリンは、まだライオンズの将来を見据えており、キャンベルHCへの賛辞を惜しまなかった。将来のフランチャイズクオーターバック(QB)への橋渡し役となるよう期待されているQBジャレッド・ゴフは、ルーキーシーズン以来となる最悪のシーズンを送った。リンはシーズン中にゴフとの不和が報じられていたものの、ライオンズオフェンスはゴフを中心に成功できると考えているようで、次のように語っている。

「ジャレッド・ゴフには、ロサンゼルス(ラムズ)にいた頃の実績があるじゃないか。彼はそのチームのクオーターバックだった選手で、彼らはスーパーボウルに行った。ジャレッド・ゴフがいれば、絶対に勝てるはずだ」

ゴフは2021年シーズンで輝かしい成績こそ残していないが、ライオンズの問題の根本的な原因とも言い難い。

2022年のロースターが2021年のバージョンとは大きく異なるものになるのは間違いないが、リンは短い在籍期間の中で、ライオンズにはチームを導いてくれる適切なヘッドコーチとクオーターバックがいると確信していたようだ。

【RA】