ニュース

バイキングスが新OCにラムズのパスゲームコーディネーターのウェス・フィリップスを採用

2022年02月21日(月) 11:59


ミネソタ・バイキングス【NFL】

スーパーボウル王者の損失はミネソタ・バイキングスの利益となる。

ロサンゼルス・ラムズでパスゲームコーディネーターとタイトエンド(TE)コーチを務めていたウェス・フィリップスが、バイキングスの次期攻撃コーディネーター(OC)として採用されたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地20日(日)に伝えた。

フィリップスは初めてヘッドコーチ(HC)の座に就いたケビン・オコンネルのスタッフに加わる。オコンネルはバイキングスのヘッドコーチに就任する前、ラムズの攻撃コーディネーターを務めていた。

43歳のフィリップスは2019年にTEコーチとしてラムズに加わり、2021年にはパスゲームコーディネーターも任されていた。NFLでのコーチ歴は、ダラス・カウボーイズにオフェンシブアシスタントとして加入した2007年までさかのぼる。カウボーイズで7シーズン過ごした後、2014年から2018年まではワシントン・レッドスキンズ(現ワシントン・コマンダース)でTEコーチをしていた。

バイキングスのクオーターバック(QB)カーク・カズンズとラムズのQBマシュー・スタッフォードに共通点を見出しているオコンネルは、先週の入団会見で「ロサンゼルスにあったようなオフェンシブシステム」を構築できるとの楽観的な見方を示している。フィリップスをスタッフに加えることは、そのためのステップと言えそうだ。

ラムズとショーン・マクベイHCにとって、コーチ陣を失うのは何も珍しいことではない。オコンネルとフィリップスがマクベイHCの元から枝分かれしていき、マット・ラフルアーやブランドン・ステイリー、ザック・テイラー、シェイン・ウォルドロン、エジロ・エベロなど、マクベイHCの下でコーチを務めた後にヘッドコーチやコーディネーターといったポジションに就いた人物と同じような道をたどることで、マクベイHCのコーチングツリーは成長し続けていくだろう。

2022年シーズンにラムズとバイキングスのサイドラインは大きく様相を変えているはずだ。

【RA】