ラムズDTドナルド、出場停止にはならず
2016年09月14日(水) 12:47ロサンゼルス・ラムズがこれ以上ないほど最悪なスタートを切った。
ロサンゼルスの守備陣の中でも光彩を放つディフェンシブタックル(DT)のアーロン・ドナルドは第4クオーター、レフェリーとの接触後に退場処分を受けた。ドナルドはその直前、サンフランシスコ・49ersのワイドレシーバー(WR)であるクイントン・パットンの首をつかみ、ヘルメットを払い落としたことでパーソナルファウルを取られていた。
ドナルドが退場処分を受けた時に49ersはすでに21対0とリードしていたが、さらに追加点を決めて試合は28対0で終了。ドナルドが傷口に塩を塗ったような形となった。『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロによると現地13日(火)、ドナルドは罰金を科せられることになるが、オフィシャルとの接触が理由で出場停止処分を科せられることはないようだ。
試合後、ドナルドは今回の一件について「そこで何かが起きているのを見て、仲間を援護するために走りに行っただけさ。それで自分が判断を誤ってしまった」と明かし、言い訳することはなかった。
また、49ersに大敗したことについてもドナルドは「こんな負け方をすれば、いつだって恥ずかしい思いをする。今日は俺たちのプレーができなかった。これが俺たちのベストではないし、それは全員が分かっている。もっと全力でやらなくてはいけない」と悔しさを滲ませた。
ラムズのヘッドコーチ(HC)を務めるジェフ・フィッシャーはドナルドが自身のやったことを深く反省していると記者たちに語った。
フィッシャーは「ドナルドは私に謝ってきた。彼は試合の中で少し熱くなりすぎた。ドナルドはただ勝ちたかっただけだ。彼はできた人間だと思う。平常心を保てなかったことを嘆いていた」と明かしている。