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ケガを抱えながらも新人賞に輝いたカウボーイズLBパーソンズ

2022年02月22日(火) 11:40


ダラス・カウボーイズのマイカ・パーソンズ【AP Photo/Ron Jenkins】

プレシーズンからポストシーズンまで、ダラス・カウボーイズのラインバッカー(LB)であるマイカ・パーソンズのルーキーシーズンは見事だった。

それは今となってみれば、さらに印象的なシーズンだったと言える。パーソンズは最近になって、ロサンゼルス・ラムズとのトレーニングキャンプの練習で膝の過展伸を患い、その問題を抱えたままシーズンを戦いきったことを明かしている。

『The Athletic(ジ・アスレチック)』のジョン・マチョタによれば、パーソンズは『Bleacher Report(ブリ―チャー・レポート)』とのインタビューで「そのときは“俺はポジション争いをしているぞ。ジェイロン(スミス)との競り合いだ。戦いはもうすぐだぜ”って感じのときだった。“最悪のタイミングだ”と思った」と話したという。

「ずっと響いていた。伸ばしちまったら休ませなきゃならない。だけど、俺は“休んでなんかいられないぞ”って感じだった。シーズンずっと、リハビリして、リハビリして、ずっとリハビリして、それでやっと試合でプレーできていた」

傑出した2021年に、実はリハビリを続けていたとは驚くばかりだ。

パーソンズは16試合に先発したルーキーイヤーに、カウボーイズとNFLのルーキーたちでトップにあたるサック13回、タックル82回、QBヒット30回、フォースドファンブル16回をマーク。その努力によってプロボウルとオールプロに選出され、AP通信NFLディフェンス部門新人賞にも全会一致で選ばれた。

2年目のアンコールへの期待はこれ以上ないほど高まっている。長引く膝のケガを抱えながらも傑出した力を見せていたことを考えれば、2年目はさらに魅力的なシーズンになりそうだ。

カウボーイズは2021年NFLドラフトで掘り出しものを見つけた。2022年に100%の調子を取り戻したパーソンズがいれば、相手攻撃陣にとっては恐ろしいほどの陣容になるだろう。

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