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カーディナルスQBマレーの代理人が契約延長の要望に関する声明を発表

2022年03月01日(火) 12:13


アリゾナ・カーディナルスのカイラー・マレー【AP Foto/David Banks】

クオーターバック(QB)カイラー・マレーはアリゾナ・カーディナルスにとどまりたいと考えているが、フランチャイズから長期契約がもたらされることを望んでいるようだ。

カーディナルスのオーナーであるマイケル・ビッドウィルがマレーはチームの“長期計画”の一部であると明らかにした3日後、マレーの代理人を務めているエリック・バークハードは現地2月28日(月)に長文の声明を発表した。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが入手した声明には、マレーはカーディナルスの長期的なクオーターバックになることを“間違いなく望んでいる”ものの、あとは彼との契約延長を“単純にカーディナルスが優先させるかどうかにかかっている”と記されている。

マレーが自身の『Instagram(インスタグラム)』のアカウントからカーディナルスに関連する投稿を削除するという謎めいた行動をとった後に、フランチャイズ内の人々がマレーにさらなる成熟とリーダーシップを求めているとの報道がなされるなど、一連の出来事はオフシーズンに注目を集めていた。しかし、NFLネットワークのマイク・ガラフォロとトム・ペリセロは金曜日、クラブのマレーの契約延長に対する対応方法が摩擦の中心になっていると伝えている。

新人契約の4年目を迎えようとしているマレー。チームは5年目オプションを有効にする見込みであり、マレーは約550万ドル(約6億3,000万円)を受け取ることになっているが、さらに有利な契約を望んでいるのは明らかだ。

ビッドウィルは、延長交渉は“複雑なプロセスであり、それなりに時間がかかる”と語っていたが、マレーの代理人はクラブが“他の分野に取り組むこと”を優先しており、これまでのところ“カイラーの長期的な将来への対応について”のみ話していると考えている。

今回の流れはオフシーズンにソーシャルメディアやマスコミによる報道で展開されているマレーとカーディナルスの騒動における最新情報だ。

NFLネットワークのジェーン・スレーターは木曜日、マレーとクラブは同じ方向を見ており、新たな契約に向けて取り組んでいると伝えていたが、マレーやその代理人はチームに口先だけではなく行動も求めているようだ。

24歳のマレーが2月14日にソーシャルメディアに「こんなくだらないことはどうでもいい」と投稿していたことを考えると、今回の声明は興味深いものと言えるだろう。このコメントに先立ち、ガラフォロはカーディナルスがマレーに成熟度とリーダーシップの向上を期待していると伝えていた。

それらはマレーが2月6日に開催されたプロボウルに出場した後に、自身のインスタグラムのアカウントからチームに関連する投稿を削除したことを受けて報じられている。チームもその動きに続いてマレーに関する投稿を削除した。

簡単に言えば、マレーはスーパーボウルに勝ちたいと考えており、今後長くフランチャイズの一員であることを望み、クラブとの長期契約を要求しているというのが月曜日に出された声明の内容だ。どれも目新しい宣言ではないため、わざわざ公表する必要があったのかどうかは、いささか不可解とも言えよう。

いずれにせよ、謎めいたメッセージはもうない。マレーはカーディナルスに何を求めているのか、はっきりと主張している。

【RA】