ACL断裂後に初めてランニングを再開したQBウィンストン
2022年03月01日(火) 15:24トレッドミルを用いたランニングを再開したクオーターバック(QB)ジェイミス・ウィンストンはフリーエージェント(FA)に向けて走りだす準備もできている。
理学療法士のケビン・ウィルクは現地2月28日(月)、2021年シーズン第8週にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂してから初めて走ったウィンストンの姿を映像に収めて『Instagram(インスタグラム)』に投稿した。
「負傷後初となるランニングの日・・・ACL再建後にランニングを再開した幸せな一日・・・体重66%の状態で@altergincのトレッドミルで走る@jaboowins(ウィンストンのアカウント名)・・・彼の気分はグレート&ハッピーだ!“AlterG(アルターG)”のトレッドミルを使えば下肢の関節に負荷をかけず、徐々にランニングを再開できる・・・ランニングを再開する際には、体重を支える力を徐々に増やしていくことが大切だと信じている・・・」
ウィンストンはタンパベイ・バッカニアーズに勝利した試合でACLを断裂し、MCL(内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)も損傷した。これにより、ニューオーリンズ・セインツでの2年目のシーズンは早々に終わりを迎えている。
28歳のウィンストンは2021年シーズンにパス161回中95回を成功させ、1,170ヤード、タッチダウン14回、インターセプト3回を記録。大きな記録を残したわけではないが、ウィンストンは先発を務めた試合でチームを5勝2敗に導いた一方で、ウィンストン不在となってからセインツは4勝6敗に終わっている。
キャリア最初の5年間をバッカニアーズで過ごしていたウィンストンは、セインツと過去2シーズンでそれぞれ1年契約を結んでいた。これからは再びフリーエージェントとなる予定で、グレッグ・ローゼンタールが選ぶ2022年のフリーエージェントトップ101で23位にランクインしている。
月曜日に回復に向けて大きな一歩を踏み出したウィンストンは、2022年シーズンに向けての準備ができていることをあらゆるチームに確信させられただろう。
【RA】