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第56回スーパーボウルの総視聴者数は推定2億800万人以上

2022年03月02日(水) 18:24


第56回スーパーボウル【AP Photo/Matt Rourke】

さらなる調査の結果、アメリカの人口の約3分の2に当たる人々が第56回スーパーボウルを視聴していたことが分かった。

NFLは現地1日(火)、推定2億0,800万人以上の視聴者が第56回スーパーボウルを見ていたと発表している。この数字は『Nielsen(ニールセン)』との共同調査によるもので、この調査によって測定データが補足され、どれくらい多くの人々がこのゲームを見たのかの理解が、特に群設定において深まっている。

NFLのデータおよび分析責任者であるポール・バリューは「スーパーボウルが毎年、メディアの観点から最大のイベントであることは周知の事実だが、試合を見ている人々の数を正確に把握することは、人々が集まって観戦する傾向があることから難しかった。われわれはニールセンがこの顧客調査で行った仕事や、この独特なイベントのトータルの視聴者についての正確なデータが提供されたと感じる結果に感謝している」と語った。

今回の結果はスーパーボウルの独特な視聴スタイルを強調している。ニールセンは全米の約65%の地域における、バーやレストランといった自宅外のロケーションを調査対象としたほか、全国の一般世帯における最大16名の集団による視聴を計測している。6,600世帯の顧客調査は調査パネル“AmeriSpeak”を使用してシカゴ大学の『NORC』によって実施され、任意のロケーションにおける視聴グループの大きさ、およびそのグループの大きさが現在測定されているものよりどの程度大きいかが調査された。

ニールセンの調査によれば、2月13日の第56回スーパーボウル開催中にテレビを利用した人の90%近くがこのイベントを視聴しており、スーパーボウルの歴史上最高の視聴占拠率(89.6%)だったという。

ニールセンの国内スポーツマネジングディレクターのジョン・ステイナーは「スーパーボウルは真にユニークな視聴体験だと認識している。これはこの業界の絶対的な基準だが、われわれの調査において自信を持っている部分は、誰が視聴しているか、どのように視聴しているかをより深く理解すべく、われわれは常にクライアントとより強く提携する方法を模索している点だ。われわれは何年もNFLと密接に取り組み、毎年、誰がこの最大のテレビイベントにチャンネルを合わせるのかをより深く理解すべく、他にも同様の研究を行ってきた」と述べた。

2月15日には第56回スーパーボウルの平均視聴者数が1億1,230万人だったと報告されている。うち1億0,110万人がテレビ視聴者、1,120万人がストリーミングの利用者だった。

第56回スーパーボウルではロサンゼルス・ラムズがシンシナティ・ベンガルズを23対20で下している。

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