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コマンダースはフランチャイズQB探しに「とても積極的」だとリベラHC

2022年03月02日(水) 17:52

ロン・リベラ【AP Photo/Chris Szagola】

1年前、ワシントン・コマンダースは2021年NFLドラフト1日目でトレードアップしてクオーターバック(QB)を獲得しようとするポジションにいた。マシュー・スタッフォードへのオファーはデトロイト・ライオンズに断られてしまい、彼らはつなぎの先発としてフリーエージェントのライアン・フィッツパトリックと契約。ジャスティン・フィールズとマック・ジョーンズがトップ10から漏れ、全体19位からムーブアップすることを熟慮したワシントンだったが、最終的にはその順番を維持して、ロースター上の他のニーズに対処することにした。

現地1日(火)のロン・リベラのコメントが何らかの兆候だとするなら、クラブはこのオフシーズンに、今までよりはるかに熱を入れて新しい先発QB探しをすることになりそうだ。

「今年のわれわれはとても積極的に、目を配り、探している」と彼はNFLスカウティングコンバインで記者団に語った。「余すところなく全てのベースをカバーしようとしている。何かを聞くたび、それをチェックしている。そして自分たちの仕事をしなければならない。精査が必要だ」

2022年の名簿にはタイラー・ハイニケしかおらず、コマンダースは最重要ポジションのアップグレードを急務としている。その努力はトレードマーケットを見渡すことから始まったが、そのオプションの実現性は不明だとリベラはいう。

「われわれはそれを知ろうとしている」と彼は述べた。「今週はすでに非常に興味深かった」

アーロン・ロジャース、ラッセル・ウィルソン、カーク・カズンズやマット・ライアンを含む何人かの著名QBが候補に挙げられるが、名を知られた獲得可能な司令塔リストとなると、様相はかなり異なる。そのグループの中にはジミー・ガロポロやフリーエージェントのジェイミス・ウィンストン、テディ・ブリッジウォーター、マーカス・マリオタにミッチェル・トゥルビスキーもいる。カーソン・ウェンツも近々このグループに加わるかもしれない。

より良いオプションがトレードで実現するなら、コマンダースは攻めたオファーを提示するとリベラはほのめかした。

「何をどれだけ支払うか、それが自分の考えるその者の価値だ」と彼は述べた。「だから、他のチームとこうした交渉に入った時は、相手の要求は何なのか、そしてこちらはそれを払う考えがあるか? という話になる。そうしたらそれで終わりだ。昨年、マシュー・スタッフォードが何とトレードされたかをそこまで気にしている者がいるか? いないだろう」

インディアナポリスでの1週間は、もちろん、2022年ドラフトのトップQB候補を見極める貴重な時間をワシントンに与えている。彼らは全体11位指名権を持っており、それならば最初のパサーが消える前に順番が回ってくるだろう。コマンダースが狙っているのがどんなタイプのQBなのか、またそれを1巡目で指名する見込みがどれほどあるのかについて、ベテランコーチは手の内を明らかにしなかった。それでもリベラは、フランチャイズQBの見極めというのは概して“チャレンジング”だと強調した。

「資質のある者、際立ったものが数名いるので、彼らにもっと時間をかけるつもりだ」と彼は候補について述べた。「(月曜日が)最初の機会で、そのうち何人かと面談することができた。面談のプロセスを進め、誰と個人的に話すかを選んで、誰を呼び、(プロデーで)誰を見にいくかを決める」

「純粋なパサーから純粋な運動能力を持った者もいて、異なるタイプのグループだ。それをしっかりと見極めなければならない。今いる選手たちのタイプにフィットするかどうかを考える必要がある。理想を言えば、その両方に当てはまる者が欲しい。そうなればとても幸運だよ。だが繰り返すが、われわれは11位の指名権を持っている。誓って、これらがわれわれの見ている全てだ」

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