WRクーパーのダラスでの将来について「時期尚早」と気のない返事の取締役副社長
2022年03月02日(水) 19:08ダラス・カウボーイズにはフリーエージェントになろうとしているレシーバーが多くいる。マイケル・ガラップ、セドリック・ウィルソン、ノア・ブラウン、マリク・ターナーもそうだ。だが、全ての注意を集めているのはアマリ・クーパーだ。
2,000万ドル(約23億円)というクーパーのサラリーは3月20日(日)の時点で彼がまだロースターに載っていれば完全保証されることになる。カウボーイズはその期限前にスターワイドアウトをカットまたはトレードすればキャップスペースを1,600万ドル(約18億4,000万円)空けることができる。その不確実性はクーパーのダラスでの未来を宙に浮いたままにしている。
2月28日(月)、インディアナポリスで開かれているNFLスカウティングコンバインで取材に応じたカウボーイズ取締役副社長のスティーブン・ジョーンズは、今シーズンのロースターにクーパーはいるのかという直球の質問に対し、彼を取り巻くもやをさらに増やした。
「私がそれについて述べるのはあまりに時期尚早だ」と『USA Today(USAトゥデイ)』のジョリ・エプスタインがジョーンズの言葉を伝えた。「会話は続けている。それには多くのものが影響するんだ。前進しつつマッサージを続けなければならない可動部がいくつかある」
多くのメンバーがフリーエージェンシーに向かう中、現在契約下にあるカウボーイズのトップ2レシーバーはクーパーとシーディー・ラムだ。少なくとももう1シーズンはクーパーの大型契約に乗るのか、それとも彼を切って他の穴埋めを探すのか、ダラスは決断しなければならない。
昨年のクーパーは15試合でキャッチ68回、865ヤード、タッチダウン8回といまひとつの記録だった。2020年にダラスが5年間で1億ドル(約115億2,000万円)の大型契約を結んだ際、保証がなくなる2022年からアウトの可能性が生じることになっていた。問題は、その避難ハッチをカウボーイズが今使うのかということだ。
ジョーンズのクーパーに対する曖昧な態度は、保証金にまで言及したエゼキエル・エリオットに対するものとは際立って対照的だ。
「ジークには私のチームにいてほしい」とジョーンズは述べた。「彼は最高のランニングバックで、われわれが今年勝つために役立ってくれるだろう。もちろん、彼の契約金も保証する。彼はここにいる。間違いない。彼がチームにいてくれてわれわれは恵まれている」
新リーグイヤーが近づく中、カウボーイズは現在予想されるサラリーキャップを超過している。クーパーを手放せば帳簿は改善するかもしれないが、それによってオフェンスにはまた1つ大きな穴が空くことになるかもしれない。
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