ポゼッションではなくタイムに基づくOTルール変更を提案するとビルズGM
2022年03月02日(水) 23:36今週NFLスカウティングコンバインで開かれるミーティングで、NFL競技委員会はオーバータイムルールの変更に関する複数の提案にういて議論することになる。
伝えられるところによると、インディアナポリス・コルツは両チームがボールに触れられるようにOTルールを変えるよう提案したという。ディビジョナルラウンドのオーバータイムでポゼッションがなかったためカンザスシティ・チーフスに敗れたバッファロー・ビルズは、違うソリューションを提案している。
現地1日(火)、ビルズのジェネラルマネジャー(GM)ブランドン・ビーンはサッカーのエキストラタイムのように、スコアリングではなくタイムに基づいたものを提案すると述べた。
「われわれのものは1回のポゼッションに限らず、次のポゼッションをバスケットボールのように、5分間プレーできるタイム制にするという案だ」と『Associated Press(AP通信)』に彼は述べた。「野球では両方のチームが(イニングの)表と裏を戦う。だから、タイムリミット制がいいと思う。これはポストシーズンに限った話だ。その方法なら両チームに間違いなくチャンスがあり、1ポゼッション以上を得ることも可能かもしれない」
NFLは過去にOTでエキストラポゼッションを回避するためにレギュラーシーズンのオーバータイムを15分から10分に短縮している――それは多くの消耗と涙を招いた。そのため、ビーンが自案をポストシーズンに限定しているのは採用の可能性を少しでも高めるために重要なことだ。1つ問題なのは、NFLがレギュラーシーズンとポストシーズンでOTルールを大きく変えることを望むかだ。
現行のルールでは、OTのオープニングポゼッションがタッチダウンまたはディフェンシブスコアに終われば試合終了となる。
大半のチームがポストシーズンでその苦い終わり方を経験しており、それがルール変更の提議につながった。今回はルールが自分たちに味方したとはいえ、チーフスのヘッドコーチ(HC)アンディ・リードは2018年にニューイングランド・ペイトリオッツに敗れて以来、率直な発言を繰り返している。
今度はビルズがそこに加わった。
「全体の経験を踏まえて、もっと良い方法があるのではないかと思う」とショーン・マクダーモットHCは述べた。「われわれにはいくつか考えがあり、それがゲームの改善に役立つのではないかと考えている。どのような結果になるかを見てみよう」
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