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RBバークリーよりもCBブラッドベリーをトレードする可能性が高いジャイアンツ

2022年03月05日(土) 11:28


ニューヨーク・ジャイアンツのセイクワン・バークリー【Cooper Neill via AP】

ニューヨーク・ジャイアンツのジェネラルマネジャー(GM)ジョー・シェーンはロースター上のあらゆる選手に関するトレードの呼びかけに応じる姿勢を示しているにもかかわらず、ランニングバック(RB)セイクワン・バークリーが今オフシーズンにトレードされる見込みはないようだ。ドラフト2巡目指名を受けてジャイアンツに入団したバークリーは実際にそれに見合うほどの注目を集めていない。

しかし、1人の主力選手が移籍する可能性がある。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地4日(金)に伝えたところによると、高額報酬を得ているコーナーバック(CB)ジェームズ・ブラッドベリーはトレードに関心が寄せられると見込まれており、数週間のうちにトレードに出される可能性があるという。

ラポポートは『NFL Now(NFLナウ)』で次のように伝えている。「セイクワン・バークリーがトレードされる見込みはない。他チームから電話があったようには見えず、あったとしても(シェーンGMが)話を聞いているようには見えない。セイクワンがどこかへ行くとは考えられない」

「実際にトレードされるかもしれず、確実にトレードの声がかかる選手は、ジェームズ・ブラッドベリーだ。数年前の大物フリーエージェントが、いまだに非常に高いレベルでプレーしている。(中略)彼は球団から声がかかり、ジャイアンツもそれに耳を傾ける可能性がある選手だと予想されている」

ブラッドベリーのキャップナンバーは2,180万ドル(約25億円)である上に保証金はないため、新体制となったジャイアンツにとっては魅力的なトレード候補だ。ジャイアンツがブラッドベリーをトレードすれば、1,214万ドル(約13億9,000万円)をセーブして一挙にサラリーキャップを下回ることができるだろう。契約があと1年残っているブラッドベリーは、コーナーバックを求めていてキャップスペースに余裕のあるチームを改善できるはずだ。

NFLスカウティングコンバインの場でバークリーをトレードする可能性について聞かれたシェーンGMがトレードに関しては“すべてにオープン”だと答えた後、ジャイアンツでのバークリーの立場に関するうわさは今週になって急増している。

現在、シェーンGMとリーグは新人契約の最終年を迎えるバークリーとの契約よりも、キャリア2回目の契約終了時に実績を伴っているブラッドベリーの取引に前向きなようだ。

【RA】