WRヒルとの契約延長に向けて取り組むチーフス
2022年03月05日(土) 09:15カンザスシティ・チーフスはワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルとの3度目の契約に向けて動いている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地4日(金)に『NFL Now(NFLナウ)』で伝えたところによると、チーフスとヒルの代理人であるドリュー・ローゼンハウスは今週、ヒルを長期的にチームにとどまらせるための提案を出し合ったという。
2019年に結んだ3年契約の最終年を迎え、ヒルはサラリーキャップに対して2,068万5,000ドル(約23億8,000万円)を計上する予定だ。ラポポートは、以前の契約はフィールド外で事件を起こしたヒルに少しでもキャッシュを稼がせるように構成されていたが、新たな契約はより標準的な構成になるはずだと指摘している。
新契約には昇給も伴うはずだ。
すでに前回の契約延長で、ワイドレシーバーの中では6番目に高額の年俸1,800万ドル(約20億7,000万円)を稼いでいるヒル。昇給すれば、現在、ワイドレシーバーの年俸ランキングで2位につけているテネシー・タイタンズのフリオ・ジョーンズ(2,200万ドル/約25億3,000万円)と3位につけているロサンゼルス・チャージャーズのキーナン・アレン(2,002万5,000ドル/約23億円)に近づく可能性がある。
ヒルはキャリア6年を通して毎シーズン、プロボウルに選出されており、オールプロのファーストチームにはこれまでに3回選出された。チーフスのトップレシーバーに上りつめたヒルは、過去2シーズン連続で1,200ヤード以上、タッチダウン9回以上を記録している。
チーフスオフェンスを目覚めさせる存在として、ヒルは間違いなく新たな契約を手にするだろう。
ヒルの契約延長は今シーズンのキャップヒットを下げることを目的とした構造になる可能性が高い。そうすれば、チームがスーパーボウルへ再び挑もうとしている中で、チーフス幹部は自由に守備陣とワイドレシーバー陣を補強することができるだろう。
【RA】