シアトルへのトレードは「タフ」だが、「必要とされる」ことはうれしいとDEハリス
2022年03月10日(木) 00:08ヘッドラインを飾るのはラッセル・ウィルソンだが、現地8日(火)にNFLをゆるがせたデンバー・ブロンコスとシアトル・シーホークスの大型トレードには他にも3人の選手が関わっていた。
ブロンコスからウィルソンと4巡目指名権のために5つのドラフト指名権(1巡目2つ、2巡目2つと5巡目)が差し出されたのに加えて、シーホークスはクオーターバック(QB)ドリュー・ロック、タイトエンド(TE)ノア・ファントとディフェンシブエンド(DE)シェルビー・ハリスを手に入れた。
次の2シーズンにわたって契約がある(2022年のキャップヒットは790万ドル/約9億1,400万円、2023年は900万ドル/約10億4,000万円)30歳のベテランであるハリスの名前がトレードにあったことは興味深い。
トレードが公になった後で泣き顔の絵文字をツイートしたハリスは、ブロンコスの番記者で『9News Denver(9ニュース・デンバー)』のマイク・クリスにつらい心境を打ち明けている。
「タフだよ。俺はデンバーを愛していたから」と彼はクリスに話した。「デンバーは俺にチャンスをくれたんだ。タフだ。本当にタフだけど、ポジティブでいなくちゃな。何かが起こるには理由があるんだから、ポジティブでいなくちゃいけない。何が来るかワクワクはしてる。でも、今はキツいな・・・」
「敬意の問題だ。彼らがこのトレードで俺のことを十分に考えてくれたのは明らかだから、必要とされていると知ってシアトルに行くのはいい気分だ。その部分に関しちゃ間違いなくいい気分だ」
2014年にオークランド・レイダースから7巡目指名を受けたハリスは、過去5シーズンでデンバーの忠誠者となった。2021年はサック6回とタックル49回を挙げている。彼はまた、ラインでパスをたたくことに定評があり、7年のキャリアでパスディフェンスを25回記録している。
このオフシーズンにシーホークスが必要としていたことの1つがディフェンシブラインの強化だった。ハリスはその穴を埋めるのに役立つだろう。もちろん、それはQBに大穴を空けることで成立したものではあるのだが。
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