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ライオンズとの再契約は「簡単な決断だった」とWRレイノルズ

2022年03月11日(金) 12:33

デトロイト・ライオンズのジョシュ・レイノルズ【AP Photo/Paul Sancya】

ワイドレシーバー(WR)のジョシュ・レイノルズはシーズン途中にテネシー・タイタンズからカットされた後、2021年に7試合をデトロイト・ライオンズでプレーした。今週初めに2年間の契約にサインしたレイノルズは、もうしばらくライオンズに留まることになりそうだ。

現地9日(水)にレイノルズは「彼らは俺を全面的に信頼してくれて、やりたいようにやらせてくれた」と『MLive(Mライブ)』に話している。「それは、俺をどれだけ信頼してくれているかを示している。このチームとの契約が成立するのを楽しみにしていた大きな理由もそれだ」

「俺にとっては簡単な決断だったよ。細かいところまできちんと詰められれば、また戻ってきたいと思っていた。これが最善の策だと思ったし、正直なところ、自分の下した決断にすごく満足している。ここにいられて幸せだ。チームの施設に戻った時はここがホームだと思えた。今はまだうまく言葉にできないけど、少なくともここにいられることが何よりうれしいし、このシーズンに向けての準備は万端だということは言える」

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが報じたところによれば、ライオンズはレイノルズと最大で1,200万ドル(約13億9,500万円)に上る2年契約を結んだという。

ロサンゼルス・ラムズで618ヤードを記録したシーズンを終えたレイノルズは昨年のオフシーズンにフリーエージェント(FA)になっている。タイタンズと契約したものの、5試合でわずかキャッチ10回と90ヤードしか記録できず、主力メンバーの中に食い込むことはできなかった。タイタンズからリリースされた27歳のレイノルズは、ライオンズに迎え入れられたことにより、元チームメイトのクオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフと再びプレーすることになった。レイノルズが足場を固めるのに数週間かかったが、その後は一気にゴフと意気投合。ライオンズでのシーズン最後の6試合では、キャッチ19回で306ヤードとタッチダウン2回をマークしている。

身長約190cmのレイノルズは、その体格によってバウンダリーライン付近での有力な選択肢となり、長距離パスを受けられるポテンシャルもある。

ライオンズはオフシーズンを前にレシーバー陣のアップグレードを必要としていた。レイノルズとの再契約はその最初の一手と言える。WRアモン-ラ・セント・ブラウンはビッグプレーを生み出す潜在能力をのぞかせており、WRクインテズ・シーフスもケガから復帰するとあって、ライオンズはまともなユニットを形成しつつある。だが、それでもまだ爆発力のある選手を欠いている。

「シーフスと一緒にフィールドに立ったことがないから評価するのはちょっと難しい」とレイノルズは述べている。「必要な選手はそろっているかもしれないけど、層を厚くすることは重要だ。誰かがケガするかもしれないだろ。代わりに起用されてもオフェンスでミスしないような選手が必要なんだ。どこでどうやってかは分からないけど、コーチたちはその選手を見つけることができるはずだ。彼らがチームにとって最善の決断を下してくれると信じている。誰であろうとその選手を暖かく迎え入れるつもりだ」

レイノルズをキープしたことは、フリーエージェントの中から大物レシーバーを獲得し、年間1,000万ドル(約11億6,300万円)以上の出費を負担することは避けたいという、ジェネラルマネジャー(GM)ブラッド・ホームズからのメッセージとも捉えられる。その代わり、ライオンズは2022年のNFLドラフトの早い段階でレシーバー獲得に乗り出すかもしれない。

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