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ドルフィンズと元カウボーイズWRセドリック・ウィルソンが3年契約に合意

2022年03月15日(火) 09:45


セドリック・ウィルソン【Ryan Kang via AP】

ワイドレシーバー(WR)ジェイレン・ワドルがマイアミで新たな仲間を獲得した。

マイアミ・ドルフィンズが元ダラス・カウボーイズのWRセドリック・ウィルソンと3年2,280万ドル(約26億9,000万円)、1,275万ドル(約15億1,000万円)保証の契約で合意したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロ、トム・ペリセロ、イアン・ラポポートが現地14日(月)に報じている。

ウィルソンはワドルを筆頭とするレシーバー陣に合流する。傑出した元1巡目指名選手であるワドルは2021年にルーキーとして1,000ヤード越えを達成し、タッチダウン6回をマークした。現行契約を2年残しているデバンテ・パーカーもこの一団にとどまっており、ケガがない状態であれば引き続き強力なトリオの一角としてクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアのターゲットになるだろう。

ウィルソンは2021年にダラスでアマリ・クーパーやシーディー・ラムに代わってキャッチ45回、602ヤード、タッチダウン6回を16試合(先発4試合)でマークした。このシーズンはウィルソンにとってちょっとしたブレイクアウトの年となり、チャンスさえあればパスゲームで流れを変えられることを証明している。

サラリーキャップに余裕さえあれば、カウボーイズにとってウィルソンについての決断を下すのは簡単だったかもしれない。しかし、他の部分で大きな契約を抱えていたカウボーイズは、ウィルソンのような選手を放出し、他の選手にトレードをオファーするしかなかった。すでにカウボーイズは去る日曜日に、5巡目指名権、および6巡目指名権の交換権と引き換えにアマリ・クーパーをトレードに出すことでクリーブランド・ブラウンズと合意。今回はフリーエージェンシーを通じてではあるものの、ウィルソンはカウボーイズを去る2人目のレシーバーであり、カウボーイズQBダック・プレスコットのトップ2ターゲットとしてはラムとマイケル・ガラップが残っている状況だ。

ウィルソンは新ヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルの指揮下で2022年シーズンに臨むドルフィンズでサードレシーバーになると見られる。ダラス時代よりも出場機会は増えるだろう。タゴヴァイロアとの関係を急速に築き、確かな結果を残せるかは今後次第だ。ドルフィンズは長期的な先発選手としての生存能力を示すことを必要としているクオーターバックと共に、新時代を始めようとしている。

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