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ライオンズがWRのD.J.チャークと1年11億円で契約へ

2022年03月16日(水) 11:23


ジャクソンビル・ジャガーズのD.J.チャーク【AP Photo/Phelan M. Ebenhack】

デトロイト・ライオンズが戦力の乏しい攻撃陣に新たな武器を加えた。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地15日(火)、ライオンズがフリーエージェントのワイドアウトD.J.チャークと1年1,000万ドル(約11億8,219万円)、完全保証の契約を結ぶと情報筋の話を元に伝えている。

実力を示すための1年契約は、2021年に足首の骨折によって4試合しかプレーしていないチャークにとって意義がある。健康状態を保ち、以前の調子を取り戻せば、次のオフシーズンには相応の契約を手にできるだろう。

ケガをしていないときのチャークは爆発的なプレーメーカーになり得ることを証明してきた。かつてドラフト2巡目でジャクソンビル・ジャガーズから指名を受けた身長約195cmのチャークは、素晴らしい手を持ち、高さのある脅威であり、ディフェンシブバック(DB)たちを引き離してフットボールに見せ場を作る選手だ。

チャークはキャッチ73回でキャリアハイの1,008ヤード、タッチダウン8回を記録した2019年に、プロボウルに選出されている。

チャークの最大の懸念はケガだった。過去2年を合わせて、チャークはレギュラーシーズンの16試合を欠場している。

チャークはルーキーシーズンの終盤にかけて大活躍したアモン-ラ・セント・ブラウンと良い組み合わせになるだろう。セント・ブラウンがミドルエリアをカバーし、チャークがディープな部分で脅威になるという形だ。武器を強く必要としている攻撃陣において、チャークは実力を証明すべきシーズンに多くの機会でターゲットになると見られる。

ただし、短期契約でチャークを獲得したからといって、ライオンズが2022年ドラフトの上位でレシーバーを指名しないというわけではない。

ボールの反対側では、ライオンズはパスラッシャーのチャールズ・ハリスと2年1,400万(約16億5,532万円)で再契約する見込みだとラポポートはつけ加えている。

27歳のハリスは2021年にライオンズで17試合中14試合に先発し、キャリアハイのサック7.5回、タックル65回をマークした。かつてマイアミ・ドルフィンズから1巡目で指名されたハリスは、これから2シーズンも同じ実績を残すことを狙っているだろう。

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