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ペイトリオッツが5巡目指名権と引き換えにGシャック・メイソンをバッカニアーズにトレード

2022年03月16日(水) 11:38


ニューイングランド・ペイトリオッツのシャック・メイソン【AP Photo/Gregory Payan】

一流のガードが動き出した。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポート、マイク・ガラフォロ、マイク・ジアルディは現地3月15日(火)に、ニューイングランド・ペイトリオッツがベテランのオフェンシブラインマン(OL)シャック・メイソンを4月に実施されるドラフトの5巡目指名権と引き換えにバッカニアーズへトレードすると報じた。バッカニアーズはメイソンとの契約の最後の2年間を総額1,600万ドル(約18億9,215万円)で引き受けることになる。

トレードが正式に成立するのは、現地3月16日(水)の東部標準時16時に新しいリーグイヤーがキックオフしてからとなる。

『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によると、メイソンは2021年のリーグで4番目に優れたガードと評されており、そのプレーを見ても2016年シーズンから輝かしいレベルを維持している。メイソンは2018年にペイトリオッツと5年4,500万ドル(約53億2,136万円)の延長契約を結び、その期待に応えてきた。今度はバッカニアーズでトム・ブレイディというおなじみの選手と一緒にプレーすることになる。

メイソンはNFLでのキャリアの最初の5年間をペイトリオッツでブレイディのガードとして過ごし、今度はその昔のチームメイトがいるバッカニアーズに加入しようとしている。今オフシーズンにアリ・マーペットが引退し、アレックス・カッパがベンガルズへ移籍したことで空いたバッカニアーズの先発ガード2枠のうち、1つをメイソンが埋めることになるだろう。メイソンはバッカニアーズが維持に成功したセンターのライアン・ジェンセンと一緒にプレーすることとなり、ブレイディが引退生活をかなり短く終える決断をしたのを受けて再びスーパーボウル出場が期待されるようになったチームのために、もう一度素晴らしいパフォーマンスを発揮することが求められる。

ブレイディとスーパーボウルを目指すのは、メイソンにとってかなり馴染み深いことだ。メイソンはペイトリオッツで将来の殿堂入が確実視されるブレイディとフィールドを共にしながら、ロンバルディトロフィーを2つ獲得した。

そして今、メイソンはバッカニアーズでも同じようにプレーすることが期待される。安価な5巡目指名権と、2023年には887万5,000ドル(約10億4,932万円)へと減少するサラリーキャップの残り1,010万ドル(約11億9,414万円)を対価に、バッカニアーズは賢明に前線をアップグレードした。

【AK】