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「もらい過ぎ」との評価を一掃したいジャガーズWRカーク、「ポテンシャルには自信がある」

2022年03月19日(土) 19:28


アリゾナ・カーディナルスのクリスチャン・カーク【Ryan Kang via AP】

ジャクソンビル・ジャガーズがフリーエージェントのワイドレシーバー(WR)クリスチャン・カークと高額の契約を結んだことが報道されると、ソーシャルメディア上で大きな話題となった。

1,000ヤード越えのシーズンが一度もないにもかかわらず、ジャガーズはカークに4年間で7,200万ドル(85億8,334万円)、インセンティブを含めると最大8,400万ドル(100億1,389万円)という契約を与えた。1年につき1,800万ドル(21億4,583万円)という平均額はNFLの最高年俸選手のトップ10に入るもので、マイク・エバンス、クーパー・カップ、タイラー・ロケット、アレン・ロビンソン、ステフォン・ディッグス他、多くの優秀な選手を上回る金額だ。

カークは、報酬をもらい過ぎているとの評判を気にしてはおらず、自分にはゲームを次のレベルに引き上げる才能があると信じている。

「俺は自分のポテンシャルと能力に大きな自信を持っている」と現地17日(木)、彼は『Associated Press(AP通信)』に述べた。「それを示すのに十分なものがタンクにたっぷり残っていると感じるし、他者だけじゃなく俺自身に自分が望むような選手だってことを証明し続けることができるはずだ」

2021年にカークはレシーブ(77回)、レシーブヤード(982ヤード)でキャリアハイを記録し、両カテゴリーでカーディナルスをリードした。これはキャリア通算レシーブヤードが1万を越えているチームメイトのA.J.グリーン(848ヤード)とディアンドレ・ホプキンス(572ヤード)を上回る数字だった。ホプキンスがシーズンの大半でケガを抱えていたため、輝くチャンスを得たのがカークで、彼は2021年に3試合で90ヤード越えをマークした。最初の3シーズンではそうした試合が合わせて3回だった。

4年目の改善を示したカークを見て、ジャガーズはそれを跳躍台としてさらに大きなものを達成してほしいと願っている。

「プレッシャーは好きだ」と彼は言う。「最高のモチベーションだ。でも、そういうのはいつだってつきまとうものさ、特にフリーエージェンシーにはな。この期間中にサインする者はみんな誰かにもらい過ぎって言われる。一部はナンセンスだし、モチベーションにすればいいだけのこと。でも俺のモチベーションは、自分がなれる最高の選手になって、達成したいゴールや野望を全部満たしたいってことだけだ」

「俺は平均的でいるためにフットボールをやってるんじゃない。ベストの1人になるためにフットボールをやってる。ここへも同じ姿勢とメンタリティを持ってやってきた。ここにいる間に成し遂げるために日々努力するよ」

カークの急成長の可能性を示す兆候はある。彼は2021年シーズンにターゲットとなったパスの74.8%をキャッチした。これはターゲットが100回以上の35人のWRの中で5位の成績だ。

カークはスロット内あるいはワイドでラインアップに多様性をもたらすことができる。ジャガーズはその能力を新ヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソンの下で活用する予定だ。

「すごくシンプルだと思う」とカークは言っている。「多才さが鍵だ。そういう人たちはみんな多才だ。内側に動き、外側に動き、必要とされたときにビッグプレーを見せる。ゲームにインパクトを与える。それがナンバーワンと呼ばれる人たちだ」

「彼らはファーストやセカンドダウンだけじゃなく、サードダウン、フォースダウンでもレッドソーンでもゲームにインパクトを与えられる。チームがプレーを必要としたとき、あるいはオフェンスがスランプのときにゲームの流れを変えて、チームを再始動させられる。それがそうした人たちの特徴だと思うし、俺にはそれが全部備わっていると思う。さっきも言ったように、俺は自分がそれを持っていることを証明し続けるためにここにいるんだ」

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