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チャージャースDEボサ、ジャガーズ戦は欠場か? 第3週も未定

2016年09月30日(金) 12:21

2週目以降の出場も危ぶまれているサンディエゴ・チャージャースのDEジョーイ・ボサ【AP Photo/Gregory Bull】

サンディエゴ・チャージャースは現地11日(日)に行われたカンザスシティ・チーフス戦の第4クオーターで、敵陣のクオーターバック(QB)アレックス・スミスによって自陣のディフェンスが崩壊したのを受け、スミスの猛攻を止めようと新人ディフェンシブエンド(DE)のジョーイ・ボサを起用することも本来ならば可能だったはずだ。

残念ながら、2016年ドラフト1巡目指名のボサに試合の結果を変えるまでの力があったのかは知る由もない。第2週もその機会はないかもしれない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが15日、NFLのTV番組『Good Morning Football(グッド・モーニング・フットボール)』の中で今週18日に行われるジャクソンビル・ジャガーズ戦にボサは出場しない方向であり、第3週も定かでないと伝えた。

18日のジャガーズ戦にボサが出場するかを問われたラポポートは今週、「そうは見えない。たった2、3日の練習でハムストリングを負傷して昨日も練習しなかった。ご存じの通り、ボサは契約になかなか合意せずにプレシーズンが終わった頃、ようやく姿を現した。ボサは契約を留保していたのではなく、契約合意するまでチームから単に離れていたいだけだった」と述べ、こう続けている。

「そして、ハムストリングを故障。先週も出場していない。いまだフル装具を身に着けて練習したことがないのだ。これは非常に大きな問題で、少なくとも1回、あるいはそれ以上、フル装具で練習するまでボサが試合に出ることはないだろう。今週にボサの出番はないはずだ。望みは第3週。だが、それも保証はされていない」

ふくらはぎを故障中のコーナーバック(CB)ジェイソン・ベレットと共にボサは木曜日の練習にも参加しなかった。選手がオフシーズンのワークアウトを十分に行わなかった場合、軽い筋組織のケガやハムストリングの痛みなどは常にコーチ陣を不安にさせる。

チャージャースがパスラッシャーのボサに期待したのは、ディープなディフェンスに限らず、とりわけ浅いフロントのディフェンス内でも活躍できるという才能を生かしてゲームに違いをもたらすことだった。残念ながら、チャージャースにとっては予想していた以上にボサ不在の期間が長くなる。彼がフィールドに戻ってくる頃には、チャージャースがAFC西部地区の競争から大きく後れをとっている可能性も否めない。

膝を負傷していたラインバッカー(LB)のニック・ザブナーは15日に練習にフル参加した。