ファルコンズがQBライアンをコルツにトレード、ドラフト3巡目指名権と引き換え
2022年03月22日(火) 03:132022年にユニフォームを変えるクオーターバックの長いリストに、マット・ライアンが加わることになった。
現地21日(月)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポート、トム・ペリセロ、マイク・ガラフォロは、アトランタ・ファルコンズが先発クオーターバック(QB)のライアンを2022年ドラフト3巡目指名権(全体82位)と引き換えにインディアナポリス・コルツにトレードすると報じた。
2008年ドラフト全体3位指名を受けてファルコンズに入団して以来、チームにおけるライアンの地位は変わっていない。ファルコンズのフランチャイズクオーターバックになるべくドラフト指名されたライアンはプロボウルに4回、オールプロのファーストチームに選出されること1回、チームがスーパーボウル出場を果たした2016年シーズンにはNFL年間最優秀選手賞の栄誉にも預かるなど、まさに目論見通りの活躍を果たしてきた。顔ぶれが変わっても、ライアンは10年以上も不変の存在であり続けたのだ。
そのライアンが赤と黒のジャージーを脱ぎ、コルツの青と白のジャージーを身につける。
コルツは過去2シーズン、2番手クオーターバックのオプションを見いだす必要にかられながらも、常勝街道に乗っており、カーソン・ウェンツのトレードで空いた場所をライアンが埋めることになる。
36歳のライアンは契約期間を2年残しており、21日アメリカ東部時間16時には750万ドル(約8億9,550万円)のロースターボーナスが支払われる予定だったが、この数日間、長年にわたって司令塔を務めてきたライアンのトレード機会を探っていたファルコンズはロースターボーナスの期日を目前にトレードを実現させている。
ファルコンズはデショーン・ワトソン獲得を模索するも、ワトソンは最終的にクリーブランド・ブラウンズ入りを決めた。
ガラフォロによると、ファルコンズはマーカス・マリオタをライアンの後任候補として求めていくという。ヘッドコーチ(HC)を務めるアーサー・スミスはテネシー・タイタンズ時代にマリオタとタッグを組んだことがあり、マリオタは目下、フリーエージェント(FA)となっている。
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