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2022年以降の去就は未定もQBブレイディの帰還に安堵するバッカニアーズGMリヒト

2022年03月22日(火) 16:21

タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディ【AP Photo/Mark LoMoglio】

クオーターバック(QB)トム・ブレイディのことを総合的に考えてみると、今オフシーズンはジェットコースターのようなものだと言えよう。

ブレイディが引退を撤回したことでタンパベイ・バッカニアーズはスーパーボウルに向けて再び準備を整えているところだが、ブレイディがチームにとどまるのは2022年だけなのかという根本的な疑問が残っている。

現地21日(月)にブレイディが今シーズン以降もプレーする可能性があるのかと尋ねられたバッカニアーズのジェネラルマネジャー(GM)ジェイソン・リヒトは、それはこれから先に対処すべき問題だと周知した。

チーム公式記録によると、リヒトGMは「その時になったら対処する。今は、今やるべきことや、数日後にやるべきことに集中している」と述べたという。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロはブレイディが引退を撤回した3月13日に、ブレイディが2021年3月にサインした“1年契約からの場つなぎ”として1,040万ドル(約12億5,261万円)で“帳簿に載っている”と報じていた。

キャップスペースをさらに解放するためにブレイディの契約を延長する可能性は高かったのかと月曜日に質問されたリヒトGMは、計画にあったことは明かしつつも、それ以外については明言を避け、次のようにコメントしている。

「やるべきことがあり、計画もある。いくつか方法はあるのだが、何をしているのか、あまり踏み込んで話したくない。われわれは自分たちにとって可能な選択肢をいくつか持っており、うまくやれると確信している」

昨年にNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)ディビジョナルラウンドで敗退して以来、バッカニアーズの計画はかなり頻繁に変更されているようだ。

ブレイディの引退は1月末に報道されている。そのときにブレイディはまだプロセスの途中だと話していた。それから24時間も経たないうちに、ブレイディは引退を発表。そして、40日後に戻ってきた。それは目まぐるしい約2カ月間ではあったが、ブレイディをはじめとしてセンター(C)ライアン・ジェンセンやコーナーバック(CB)カールトン・デービスといった選手たちが戻ってきており、バッカニアーズにとっては好都合だったと言えよう。

実際に、ブレイディが復帰したことで、バッカニアーズは他の選手が戻ってきたり、新たに加入したりするのにさらに魅力的なフランチャイズとなった。

リヒトGMは「まあ、確かに助かった。史上最高のクオーターバックであるトムのような選手がいたら、選手でも選手じゃなくてもそういう人と一緒にプレーしてみたいものだろう。だから、確かに助かった。ウソはつかない。トムと一緒に究極のチートコードを手に入れた。だから、それがある間は利用するつもりだ。選手たちはそれとは関係なく、ここを気に入っていると思う。とはいえ、ああいう選手にボールを投げてもらうことや、守備選手にとっても彼が自分のところのクオーターバックだと分かっていることは助けになる」と強調した。

タイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーがバッカニアーズと再契約するか(あるいは他チームと契約するか)決めかねている一方で、ブレイディが最近に参加したワークアウトでは、もう1人のニューイングランド・ペイトリオッツ時代のチームメイトが引退から復帰するかもしれないとのうわさがささやかれている。

スーパーボウルMVPの栄誉に預かった経験のあるワイドレシーバー(WR)ジュリアン・エデルマンは2020年シーズン終了後に引退したが、まだ35歳と若く、TB12からのボールをしっかりとキャッチしているように見えた。

「@Edelman11は戻ってくるのか?? 俺はそう確信している!!」

エデルマンは戻ってくるのか? グロンコウスキーは戻ってくるのか? ブレイディは2022年以降も戻ってくるのだろうか? それらの疑問はすべて未解決のままだが、リヒトGMは来るシーズンにブレイディがフィールドに戻ってくることを知ってかなり安心しているようだ。

ブレイディがチームに戻ると電話をかけてきたときの自分の反応について「安堵感だ」と表現したリヒトGMは「みんな興奮していた。おそらく私自身も、ここにいるファンやスタッフと同じだったと思う。われわれは皆、とても興奮している。そうならないわけがないだろう」と続けた。

【RA】