バッカニアーズがRBレナード・フォーネットと3年25億円で再契約へ
2022年03月22日(火) 23:19“プレーオフレニー”がタンパベイに戻ってくる。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の話を元に現地22日(火)に報じたところによれば、タンパベイ・バッカニアーズがランニングバック(RB)レナード・フォーネットと3年2,100万ドル(約25億3,507万円)、インセンティブを含めて2,400万ドル(約28億9,722万円)になる可能性のある内容で再契約すると報じた。
この契約はフォーネットがニューイングランド・ペイトリオッツを訪問した翌日にまとまっている。ペイトリオッツのバックフィールドに多くの選手がいることを考えれば、フォックスボロへの旅がフォーネットにとってバッカニアーズからのオファーに影響を与える意味合いのものに終わったのも驚きではない。
クオーターバック(QB)トム・ブレイディがタンパ帰還を発表した後にバッカニアーズが“ロンバルディレニー”を引き戻したのは、どの陣営にとっても意味があることだ。
元全体4位指名選手であるフォーネットは2020年シーズン前にジャクソンビル・ジャガーズからカットされ、タンパでブレイディの信頼できる仲間へと成長した。フォーネットはバッカニアーズがスーパーボウルを目指す中でプレーメーカーとして活躍し、キャリー180回で812ラッシングヤードとタッチダウン8回をマーク。また、ブレイディの元でレシービングスキルを向上させ、昨シーズンはキャッチ69回で454ヤード、タッチダウン2回を記録している。
フォーネットと再契約する以前、バッカニアーズのバックフィールドは不毛の地となっており、ロナルド・ジョーンズ二世とジオバニ・バーナードもフリーエージェント(FA)で、ロースターでトップのRBはキーショーン・ボーンという状況だった。
レニーとの再契約によって、ブレイディが信頼を置き、3つのダウンすべてでプレー可能な実力を証明済みの選手がタンパにもたらされている。
今回の動きによって、ブレイディが戻ることを決断してからタンパのオフシーズンがいかに変わったかがまたも強調される形となった。TB12が引退したままであれば、フォーネットやその他の選手たちは別の場所に行っていたかもしれない。今、バッカニアーズは再度の挑戦に向けて弾を込めなおしている。
過去2回のオフシーズンにフリーエージェントになったフォーネットにとって、3年契約は今後に向けて視界をより明瞭にするものだった。年平均700万ドル(約8億4,502万円)の3年契約は、このオフシーズンにアリゾナ・カーディナルスがジェームズ・コナーを維持するために結んだものと並ぶ契約となっている。
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