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DEドナルドとの契約延長に取り組むラムズ、WRベッカムの帰還にも引き続き関心

2022年03月23日(水) 14:00


ロサンゼルス・ラムズのアーロン・ドナルド【AP Photo/Mark J. Terrill】

第56回スーパーボウルでロサンゼルス・ラムズが勝利した後、ディフェンシブエンド(DE)アーロン・ドナルドの引退の可能性が騒動になったのを覚えているだろうか?

どうやらその騒動は解消したようだ。春が到来しようとしている今、未来の殿堂選手であるドナルドのキャリアにも雪解けの時期がきた。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地22日(火)、これまでに示されている状況から、ドナルドは復帰してさらに大きな金額を手にするだろうと伝えている。

ラムズのジェネラルマネジャー(GM)であるレス・スニードはドナルドとの契約延長に取り組んでいるところであり、現地22日(火)に報道陣に向けてコメントした際にはオデル・ベッカムとの再契約にも関心を示している。

チームのウェブサイトによれば、スニードは「われわれはアーロンに報いるためにウイン・ウインのソリューションを見つけようと努力しているが、それでもチームとして最高レベルで戦うための努力は続けられるので、その部分で進行中だ」と話したという。

ウイン・ウインの状況とは、ドナルドにとっては増額であり、ラムズにとっては今年のサラリーキャップを減らすことだとガラフォロは指摘する。

ドナルドは6年1億3,500万ドル(約163億5,005万円)の現行契約があと3年残っており、今季のベースサラリーは925万ドル(約11億1,203万円)でキャップナンバーは2,675万ドル(約32億3,973万円)を数えるという。8度のプロボウラーにしてオールプロに7回選ばれているドナルドは、昨シーズンにキャリアハイのタックル84回をマークしており、サックが2ケタに乗るのは6度目だった。また、スーパーボウルでは後半にサック2回を記録している。

一方、ベッカムは前半にタッチダウンを決めたものの、ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂の影響で後半はプレーしなかった。

スニードはラムズがベッカムの帰還を望んでいることを明らかにしているが、シーズン半ばでの復帰が見込まれることから、それが実現するにはいくつかの障害がありそうだ。

「全体像や概念としては同じだが、今年はオデルがどこでプレー可能になるかという意味で別の状況にいる。われわれが話していた有資格レシーバーたちの多様性の一部となってくれたことや、シーズン終盤になってやってきてあれだけの結果を残したことに対して、われわれは間違いなく彼に感謝している」とスニードは言う。

スニードとロサンゼルスにとっては忙しいオフシーズンになっている。彼らはボン・ミラーを失ったものの、ワイドレシーバー(WR)アレン・ロビンソンを獲得し、クオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードとの契約を延長した。

次にスニードが取り組むのがドナルドの新契約のようだ。そして、ベッカムもラムズの計画に残っている。

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