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カウボーイズQBプレスコット、WRラムは「中心」になれると確信

2022年03月23日(水) 17:22


ダラス・カウボーイズのシーディー・ラム【AP Photo/Ed Zurga】

このオフシーズンにダラス・カウボーイズのワイドレシーバー(WR)ルームはシャッフルされた。アマリ・クーパーがクリーブランド・ブラウンズにトレードされ、セドリック・ウィルソンがマイアミ・ドルフィンズと契約し、マイケル・ガラップはダラスに残って、フリーエージェントのジェームズ・ワシントンが加入することになった。

だが、パズルの鍵となるのはシーディー・ラムだ。クーパーがいなくなった今、注目のナンバーワンレシーバーの役割を果たすことを期待されるのが彼だ。

クオーターバック(QB)のダック・プレスコットは、ラムが中心的役割を引き受けることについて何ら不安を感じていない。

「ああ、彼の準備は問題なしだ」と現地22日(火)、プレスコットは『Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』に語った。「それがこの変化の一番いい部分だと思う。シーディーのような男の最初の2年間の成果を見れば、エキサイティングだ。表面的なものだけじゃない。彼は選ばれし者、中心人物になれる。その準備ができていることを俺は知っている。素晴らしいシーズンにするために必要な成すべきことを彼がすでにやっているのを知っているんだ」

昨シーズンのラムはレシーブ79回で1,102ヤードを獲得し、6つのタッチダウンを追加してカウボーイズをリードした。これはクーパーのレシーブ68回、865ヤード、タッチダウン8回を上回っている。昨年、クーパーは2試合を欠場しているが、ラムが中心となったときのカウボーイズオフェンスの様子を確かめる機会はそれほどなかった。クーパーが欠場したカンザスシティ・チーフス戦の途中でラムは脳振とうを起こしてしまい、その翌週の試合も休んでいる。

これまではスロットでスナップの大半をプレーしてきたラムだが、クーパーがクリーブランドに行ったことで、今後はアウトでのレップスが増えることになるだろう。

これまで以上にディフェンスからの注目が増える中でプレーするラムの能力について、ダラスは強い信頼を置いている。レシーバールームはガラップが健康な状態でシーズン開幕を迎えられるかどうかに懸かっている。新たに加わるワシントンにとっては過小評価を払拭(ふっしょく)するチャンスであり、彼はアップサイドの脅威となれる。

ダラスにとってクーパーとウィルソンの損失を取り戻すことは容易ではないものの、全員がポテンシャルを十分に発揮することができれば、カウボーイズのオフェンスの爆発力を維持できるだけのピースはそろっている。

「リーグの一番ハードな部分はそこだよ。チームメイト、友人たち、過去数年にわたってフィールドの内外で一緒に成長してきた人たちが去っていくことだ」とプレスコットはオフシーズンの変化について話した。「次の章での彼らの活躍を楽しみにしている。きっとすごいことをやってくれるだろう」

「それから、このチームについても楽しみにしている」

【M】