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チーフスがWRヒルをドルフィンズにトレード、見返りは今年と来年のドラフト指名権5つ

2022年03月24日(木) 05:16


カンザスシティ・チーフスのタイリーク・ヒル【NFL】

カンザスシティ・チーフスの爆発的な攻撃力を誇った素晴らしい時代が終わる。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地23日(水)、チーフスが2022年ドラフト1巡目指名権(全体29位)を含むドラフト指名権5つと引き換えに、ワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルをマイアミ・ドルフィンズにトレードすると報じた。ヒルはトレードに伴い、ドルフィンズと契約延長を取り付けることになる。

この契約延長がハードルとなり、ヒルのチーフス離脱と相なった。ヒルはチーフスからNFL最高額を得るレシーバーの1人となる契約を提示されていたものの、そのオファーはスピードスターのヒルを満足させるものではなく、チーフスはヒルの代理人にトレードを模索する許可を与えるに至っていた。その結果、ドルフィンズ加入の道を見いだし、ヒルが契約延長を取り付けられる一方で、チームにとっては即座に優秀なプレーヤーの確保を実現させる。ラポポートとペリセロはヒルの新契約は4年間、7,220万ドル(約87億4,573万円)の保証額で1億2,000万ドル(約134億3,564万円)相当になると報じている。

また、ラポポートとペリセロによれば、グリーンベイ・パッカーズやニューヨーク・ジェッツを含む複数のチームがヒルに関してチーフスと話し合いを持ったといい、それに伴って、6度のプロボウル選出と3度のファーストチームのオールプロに選ばれたヒルの超大型トレードに至ったという。

ラポポートによると、ヒルのトレードに付随する補償には今年のドラフト全体29位指名権に加えて、2022年ドラフト2巡目および4巡目、2023年ドラフト4巡目および6巡目の指名権が含まれているとのことだ。

チーフスは目下、2022年ドラフトでは1巡目の全体29位と30位の指名権2つを有している。

NFLネットワークのマイク・ガラフォロはジェッツのオファーには2つの1巡目指名権(全体4位と10位)のうち1つが含まれておらず、2巡目指名権(全体35位と38位)が含まれていたはずだと伝えた。

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