QBウィルソンが抜けてもシーホークスは「再建モード」にあらずとSディッグス
2022年03月24日(木) 23:56ラッセル・ウィルソンをトレードに出し、ボビー・ワグナーをカットしたシアトル・シーホークスだが、彼らは一貫してこれは再建ではなくリロードだと主張している。
セカンダリーの中心として残るための新契約にサインしたセーフティ(S)クアンドレ・ディッグスもおなじ主張を繰り返している。
「ラスのような選手が出ていくのを見るのはいつもタフだ」とディッグスは現地23日(水)、『ESPN』に話した。「それがNFLのビジネスだけど、ラスとボビーがいなくなるなんて、“おいおい、俺たちは何モードにいるんだ?”って思うだろう。でも、ピート(キャロル/ヘッドコーチ)と話すことができれば、再建モードじゃないことが理解できる。俺たちはもう一度軌道に乗るために、少しだけチームを違う形に作ろうとしているだけなんだ。言った通り、彼らが出ていくのを見るのは嫌なもんさ。2人はビッグリーダーだし、俺のキャリアで重要な役目を果たしてくれた大きな存在だ。彼らがいなくなるなんていい気分じゃないけど、俺は自分自身と家族のことを考えて決断しなきゃならなかった」
シーホークスが再建モードにあるのかそうでないのかが本当に明らかになるのはこの秋だ。だが、ウィルソンのトレードとワグナーのカットの他は、5人の先発と再契約したことを含めて、彼らは普段のオフシーズンとそれほど変わった動きはしていない。
最大の問題はクオーターバック(QB)で、今のところドリュー・ロックが先発になる見通しだ。シアトルは2012年にウィルソンを見つけたときのようにドラフト上位指名権を使って優秀なQBの原石を選ぶこともできる。
外部からはシアトルにとって2022年は厳しい年になりそうだとの見方が優勢だが、ディッグスはキャロルと同じ楽観性を見せている。
「俺は自分が言われたこと、彼らの言ったことを信じるしかない」と彼は言う。「ピートが完全な再建を望むとはちょっと考えにくいんだ。それは彼がこれまでワイヤを張り、トリガーを引いてきた方法に関係していて、彼は日々、戦いと勝つことだけを考えている。それが彼のやり方だ。俺にとっては、彼が勝つことを考えていないというのは、信じられないほどクレイジーなことだ。俺はただ、言われたことを信じているだけだし、再建にならないように自分の仕事をして、出ていってプレーして、できる限り力になるだけだ」
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