WRブラウンと長期契約を結びたいタイタンズ、「A.J.をタイタンのままにしておきたい」
2022年03月29日(火) 09:56ワイドレシーバー(WR)A.J.ブラウンは最も報酬の低いスター選手として2022年シーズンを迎えることになるかもしれない。
ブラウンはルーキー契約の最終年にあたる今シーズンに398万6,000ドル(約4億9,341万円)を受け取る予定だ。それ以上に稼ぐ予定のワイドレシーバーは43人いる。43人もいるのだ。
テネシー・タイタンズのジェネラルマネジャー(GM)ジョン・ロビンソンは数カ月のうちにこの状況を変えようとしている。ロビンソンGMは現地27日(日)に行われたNFLの年次総会の場で、契約延長については予備的な協議しかできていないが、夏が近づくにつれて本格的に話し合うつもりだと明かした。
チーム公式サイトによると、ロビンソンGMは「今はこのフリーエージェント期間を乗り切り、キャップ面での着地点を見極めようとしているところだ。A.J.はわれわれの活動にとって重要な存在だ。素晴らしいチームメイトであり、懸命に取り組んでおり、われわれが目指すものを体現してくれている。A.J.はタイタンであり、A.J.をタイタンのままにしておきたい。そして、今オフシーズン、あるいはそれが実現したときに、彼を引きとめるための合意を得ることがわれわれの目標の1つだ」と述べたという。
2019年ドラフト2巡目指名を受けたブラウンは3シーズンにわたってタイタンズの戦力となってきた。プロボウルに選出されたこともある24歳のブラウンは3年間でキャッチ185回、2,995ヤード、タッチダウン24回をマークしている。2021年に負傷したことで、キャリアをスタートさせてから3シーズン連続で1,000ヤードを獲得することはかなわなかった。
ブラウンを長期的に確保するつもりだと話しているロビンソンGMは、次のように強調している。
「選手のことで電話がかかってくるのはよくあることで、それがGMの仕事だ。(A.J.について)そういう電話はかかってきていないし、もしかかってきたとしても、われわれの意向はA.J.にあり、彼をナッシュビルにとどめておくつもりだ。彼はオフェンスにとって重要な存在だ」
圧倒的なランアフターキャッチ能力を誇り、狭いところでもボールを離さないブラウンは、タイタンズのパッシングアタックのカギを握る存在だ。昨シーズンのオフェンスはランニングバック(RB)デリック・ヘンリーが欠場した試合よりも、ブラウンが欠場した試合で苦戦していた。
タイタンズは今オフシーズンのトレードで、ブラウンとコンビを組むWRロバート・ウッズを獲得している。2人とも健康であれば、NFLでもトップクラスのコンビになるかもしれない。まず、タイタンズはブラウンの長期的な確保に動く予定だ。
【RA】