WRクーパーのトレードについて「もっと有効に配分すべきだと判断した」とカウボーイズオーナー
2022年03月29日(火) 10:51ダラス・カウボーイズはワイドレシーバー(WR)アマリ・クーパーをクリーブランド・ブラウンズにトレードしてWRマイケル・ガラップと再契約を結び、経済的な余裕を生み出している。
オーナーのジェリー・ジョーンズは現地28日(月)に行われた年次総会の場で、カウボーイズはロースターを分析した後に、今季の報酬が2,000万ドル(約24億7,266万円)になる予定だったクーパーと別れる道を選んだと述べた。
『Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』のマイケル・ゲールケンによると、ジョーンズは「もっと有効に配分すべきだと判断した」と明かしたという。
カウボーイズはチーム内で高額報酬を得ている10人を分析し、その金額とフィールドでの影響力を比較したと言及したジョーンズは、こう語った。
「われわれはどの選手も可能な限り十分な力を発揮していることを確認する必要がある。そして、報酬でトップ10に入る選手を加えるのは慎重にならざるを得ない」
このコメントは、WRシーディー・ラムが報酬を得るときが来たら、その代理人にとって興味深いものになるに違いない。
クーパーはカウボーイズ在籍時に2年連続で1,100ヤード超えを達成した。2021年シーズンにはキャッチ68回で865ヤード、タッチダウン8回をマークしている。
2018年に1巡目指名権と引き換えにオークランド・レイダース(現ラスベガス・レイダース)からクーパーを獲得したカウボーイズは、2022年ドラフト5巡目および6巡目指名権と引き換えにクーパーをトレードした。このリターンはクーパーの契約を引き受けようとするチームが多くなかったことを示している。
ジョーンズは「トレードではできる限りの努力をした」と強調した。
また、ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂から復帰したガラップについては、シーズン第1週までにフル稼働することを期待するのは無理があるかもしれないと指摘しており、こうコメントしている。
「楽観的に考えれば、初戦あたりでクエスチョンマークを与えてくれるのではないかと期待している。ただ、そこからあと数試合は欠場させたいという保守的な意見もある」
【RA】