タゴヴァイロアとブリッジウォーターはお互いの役割を認識すべきだとドルフィンズHCマクダニエル
2022年03月29日(火) 11:04マイアミ・ドルフィンズの新しいクオーターバック(QB)であるテディ・ブリッジウォーターは、サウスビーチで契約に合意した後、コーチングスタッフが自分の役割を定義するかどうかの議論を拒否したことで人々を驚かせた。
ベテランの議論の拒否からは、おそらくマイアミがトゥア・タゴヴァイロアの先発の座を奪うことができる選手としてブリッジウォーターを見ていることが暗示される。
現地3月28日(月)、NFLの年次リーグ総会でヘッドコーチ(HC)のマイク・マクダニエルは、ブリッジウォーターとはバックアップとして契約したのであり、タゴヴァイロアの先発の座を侵害しないことを明らかにした。
「コンバインのとき、私はトゥアがバックアップのサポートに関して何を必要としているかを具体的に説明していた。あなたたちには知られていないかもしれないが、私はかなり文字通り、彼の名前を使用せずともテディ・ブリッジウォーターについて話していた。だから、両選手は自分の役割と期待を明確に説明されて、ベストを発揮するためにその役割を知る必要がある」
そう語るマクダニエルの立場からすると、役割を明確にすることで、憶測が飛び交うことなく、先発でありチームリーダーであるタゴヴァイロアをサポートすることができるのだ。
NFLスカウティングコンバインの場で、チームがタゴヴァイロアをサポートするために探していた選手についてのマクダニエルの正確な発言は、次のようなものだった。
「2番手のクオーターバックを探しているときには、2つのポイントがある。1つ目は、1番手のクオーターバックが先発である間、先発のクオーターバックを支援し、オフシーズンのトレーニングでどう成長するか、毎日のゲームプランの責任にどうアプローチするかによって、先発を力づけることだ。しかし、先発が故障したときに代わりに出場し試合に勝てるような選手も必要だ。だから、ベテランのバックアップは間違いなくわれわれが望むところであり、それはわれわれが獲得可能な、チームが前進するのに最高の選手だ」
それは、先発として33勝30敗で、機能的なオフェンスを指揮する能力を示しているブリッジウォーターをかなりよく表すコメントだった。上昇傾向はないブリッジウォーターだが、爆発的な攻撃陣を指揮しない場合でもプレーメーカーの手にボールを届けることができる安定した司令塔だ。
マクダニエルはタゴヴァイロアを先発として、この3年目のQBが成長する才能を持っていると信じていることが最初から明らかだった。ドルフィンズはレフトタックル(LT)のテロン・アームステッドとの大型契約、ワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルのトレードなど、若いクオーターバックを支えるためにできる限りのことを行うのにオフシーズンを費やした。
ドルフィンズからのメッセージは明確で、それはタゴヴァイロアが先発だということだ。
タゴヴァイロアがケガや不調のために先発の座を失う場合、ブリッジウォーターがその座を埋めるために存在する。
ドルフィンズは今シーズン、トム・ブレイディをトレードしようとしているという絶え間ない噂があったが、マクダニエルはその噂話を“フェイクニュース”と一蹴した。
【AK】