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QBカーとの契約延長で“最適な場所”を見つけたいとレイダースHCマクダニエルズ

2022年03月29日(火) 13:16


ラスベガス・レイダースのデレック・カー【AP Photo/Ron Schwane】

ジョシュ・マクダニエルズがラスベガス・レイダースのヘッドコーチ(HC)に就任して間もないが、おそらくもう彼はクオーターバック(QB)デレック・カーの将来について聞かれた時、その能力が衰えることはないと自信を持って答えることができるようになっているだろう。

マクダニエルズはヘッドコーチの職に就いた1月ごろから、新しいジェネラルマネジャー(GM)のデイブ・ジーグラーとともにカーに注目しており、3月上旬には、第1週の先発としてカーが“疑いない”と確信するまでにこのQBについての理解を深めていた。

現地3月28日(月)、マクダニエルズは新たな段階に入り、少なくともカーの“周りを組み立てる”ことに力を注いでいると『The Athletic(ジ・アスレチック)』のビック・タファーに語った。露骨にあいまいというわけではないにしろ、どうしてそんなに少しずつ段階に分けるのかという疑問が発生するが、その答えは単純だ。それはカーの契約が今シーズンで終了するからだ。

タファーによると、マクダニエルズはカーと契約延長するかという質問に対し「デレックは自分にとって何が一番良い選択か決めなければいけないし、われわれはチームにとって正しい行動をしなければならない。誰にとっても最適な場所があることを願っている」と答えたという。

カーが2017年の6月にレイダースの2代前のジェネラルマネジャーと結んだ5年の延長契約は、カーの順調な成長を見込めば2022年にはチームにとって経済的に非常に有益なものだった。レイダースは大規模な支出を抑えたいと予想されるため、交渉は今から始まる。

カーの活躍に対する疑問は無意味だ。2021年シーズン、カーはパサーレーティングで92.4、キャリアハイとなる4,804ヤードを記録し、シーズン半ばに鍵となるワイドレシーバー(WR)とヘッドコーチを失ったのにもかかわらず、レイダースをプレーオフ出場へと導いた。マクダニエルズとうまく調和すれば、カーはキャリア初となる5,000ヤードの記録を打ち立てるだろう。

われわれは習慣の生き物であり、カーの将来についての疑問はそういった習慣から続いているもののようだ。そのプレーから疑問が生じているわけではなく、カーはマクダニエルズとジーグラーに選ばれたわけではないものの、また安定したシーズンを送ることで自分自身の立ち位置を確かなものにできるだろう。

それまでの間は、定期的に契約延長の話を聞くことになる。おそらく最終的に彼らは最適な場所を見つけるだろう。

【AK】