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ジャガーズHCペダーソンが全体1位でOTをドラフトする可能性を示唆

2022年03月30日(水) 12:04


ジャクソンビル・ジャガーズのダグ・ペダーソン【AP Photo/Mark Long】

フリーエージェント(FA)が始まる数週間前の時点では、ジャクソンビル ・ ジャガーズは全体1位の指名権を使ってオフェンシブタックル(OT)を獲得するだろうというのが大方の予想だった。その後にジャガーズはレフトタックル(LT)のキャム・ロビンソンにフランチャイズタグを使い、ガード(G)のブランドン・シャーフと大型契約を結ぶと、センター(C)のタイラー・シャトリーとの契約も更新した。

オフェンシブライン(OL)に対するこれらの決断に加え、ジャガーズが保証金に大金をはたいているにもかかわらずエッジラッシャーを一人も追加しかなったことで予想は変わった。今ではジャガーズがパスラッシャーを全体1位で指名するという見解が有力で、ミシガン大学のディフェンシブエンド(DE)エイデン・ハッチンソンが筆頭に挙がっている。

新しくジャガーズのヘッドコーチ(HC)となったダグ・ペダーソンはフロリダ州パームビーチで開催されたNFLの年次リーグミーティングの場で、チームが2年続けてロビンソンにフランチャイズタグをつけたからといって全体1位の指名権でオフェンシブラインマンをドラフトする可能性がなくなったわけではないと示唆した。

「キャムのような素晴らしい選手がいることでクオーターバックを守ることができる」とペダーソンHCは『Florida Time-Union(フロリダ・タイムズ・ユニオン)』に述べている。「われわれはオフェンシブラインをしっかりと固めたい。経験豊富な選手を求めている。キャムはその中で大きな役割を担っているから、彼を引き留めることができてうれしい。できれば彼とは長期契約を結んで、1年以上は在籍してもらいたいと思っている」

「だが、ドラフトに関して言えば、それとはまったく別のところで動いている。オフェンシブタックルのポジションはもっと層を厚くするつもりだ。オフェンシブラインマンは何人いても足りないくらいだからな」

ロビンソンンとの長期契約が実現しない場合に備え、チームはQBトレバー・ローレンスの守りを固めるためにオフェンシブタックルを補充しようとしている可能性も考えられる。だが、ペダーソンHCの発言からは組織的な戦略というより、チームの計画を公言したくないという思いが感じられる。

ロビンソンがレフトサイドを守ることが確定したことで、2019年に2巡目で指名されたOTジャワーン・テイラーと2021年に2巡目で指名されたOTウォーカー・リトルがライトタックルのポジションを争うことになる。

「あのポジションはジャワーンとウォーカーの間で本当にいい戦いになると思う」とペダーソンHCは述べている。「私はジャワーンがこれまでにやってきたことをとても評価している。才能を見せた瞬間や活躍した場面があった。ただ、グループ全体でもっと結果を残さなければならない。そうだろう? 一人の選手だけでなく、全員がより高いレベルでプレーすることが求められている」

昨年にリトルはレフトタックルとしてロビンソンの控えを務め、ライトタックルとしてもプレーした。

このポジションにはすでに3人の上位指名選手がいるとあって、ドラフトを前にジャガーズのOTは十分のように思われる。もちろん、優秀なオフェンシブラインマンがたくさんいるに越したことはないが、エッジラッシャーが手薄であることを考えると、現時点でジャガーズが全体1位の指名権でQBを潰しにいく選手を選ばなければ、大半の予想を覆すことになる。

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