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QBブレイディの復帰はオフシーズンで一番の朗報だったとバッカニアーズ共同オーナー

2022年03月30日(水) 14:53


タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディ【AP Photo/Brynn Anderson】

クオーターバック(QB)トム・ブレイディがこのオフシーズンに一度引退したとき、タンパベイ・バッカニアーズはG.O.A.T.が復帰する希望を捨てなかった。40日後、TB12は復帰を発表している。

バッカニアーズの共同オーナーであるジョー・グレイザーは現地28日(月)、NFLの年次リーグミーティングが開かれているフロリダ州パームビーチで、ファンと同じ感情の揺れを味わったと話した。

『Tampa Bay Times(タンパベイ・タイムズ)』によれば、グレイザーは「いろいろな感情が駆け巡ったことだろう」と語ったという。

「最初の段階はすべての終わりだ。だがその後、時が進むにつれ、それについて考え、一つのシーズンの中にさまざまな感情があり、シーズンの最後に心痛を味わったことに気づく。シーズンの最後に自分がどう感じるか分かっているから、それについて考えるし、トム・ブレイディがいかに強かったかはご存じの通りで、常にチャンスがあった」

「彼は時間をかけて振り返り、いろいろなことを考えた。そして、われわれは彼が戻ってきてワクワクしている」

ブレイディは引退を撤回する前日に、同じくグレイザー家が所有するマンチェスター・ユナイテッドの試合に訪れた際にオーナー側と復帰について話し合ったと考えられていたが、ジョー・グレイザーの発言によれば実際はそうではなかったようだ。

「そこ(試合)ではなかった。だが、われわれは他の誰よりも前に知っていた」とグレイザーは明かしている。

フリーエージェント(FA)になる選手の多さを踏まえ、バッカニアーズはブレイディの復帰によって再建にいそしむチームから、再度のチャンピオンシップ戦に向けて再装填中のチームへと転向した。ブレイディの存在はFAになる選手たちのいくつかの動きにおいて、直接的な役割を果たしている。

ブレイディが来るまでは12年にわたってポストシーズンでの成功を見いだせなかったバッカニアーズにとって、その復帰はオーナーシップが頂点に向けた航路を取り続ける上で大きかった。

「トム・ブレイディが戻ってきたのは信じられないくらい素晴らしい」とグレイザーは語った。

「誰もが知っている通り、彼はわれわれのフランチャイズにとって信じられないような存在だった。あれだけ長く疲れを知らずに働き、リーダーシップを取る、彼のような人を他に知らない。だから、彼が戻ってきたのはこのオフシーズンに聞いた中で一番素晴らしいニュースだった」

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