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テイサム・ヒルはTEに集中させるとセインツHCアレン

2022年03月30日(水) 15:21


ニューオーリンズ・セインツのテイサム・ヒル【AP Photo/Butch Dill】

ショーン・ペイトンがニューオーリンズ・セインツのフットボールプログラムから退いた後、テイサム・ヒルの日常的なクオーターバック(QB)としての働きも終わるようだ。

『NewOrleans.Football』によれば、フロリダ州パームビーチで開催されているNFLの年次リーグミーティングに出席したセインツの新ヘッドコーチ(HC)デニス・アレンは、タイトエンド(TE)に集中するのがヒルに対するプランだと現地29日(火)に報道陣に語ったという。

ペイトン元HCの指揮下の5年間に、ヒルは多才な選手として活用されてきた。31歳のヒルはQBであり、ワイドレシーバー(WR)であり、TEであり、ランニングバック(RB)であり、スペシャルチームのエースでもあったのだ。

直近の2シーズンではヒルはQBとして9試合に先発。ペイトン元HCはヒルを潜在的なQBオプションであり、デュアルスレットになれる選手として見ていた。ヒルはこのポジションに多様なスキルセットを持ち込んだ一方、パサーとしてはほとんどの場合で安定していない。ヒルがクオーターバックとして臨んだ試合の中で、最も多くの成功をセインツに収めたのはボールをランで運んだときだった。

キャリアを通じて、ヒルはパス成功率64.2%、2,205ヤード、タッチダウン8回、インターセプト8回を記録している。2021年の成功率は58.2%で、978ヤードとタッチダウン4回をマーク。インターセプトは5回だった。

先発QBとしてジェイミス・ウィンストンと再契約し、アンディ・ダルトンもロースターに加わる中、ヒルがタイトエンドに集中することは、そのポジションに補強を必要としていたセインツにとって意義があるだろう。さらに、セインツ攻撃陣はヒルをこれまでより頻繁にフィールドに出すことで、その多才さを活用するチャンスを得ることになる。

アレンHCは「ジェイミスがクオーターバックをプレーしているならば、私はテイサムにサイドラインで私の隣に立っていてほしくない」と語ったと『The Athletic(ジ・アスレチック)』が伝えている。

「人々はその種の役割を務める彼をもっと見たがっていると思う」

2022年にはヒルがこれまで以上に活躍することに期待される。

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