「俺のレイブンズを愛している」とQBジャクソン、ボルティモア離脱を希望との見方を否定
2022年03月31日(木) 09:31ボルティモア・レイブンズがスタークオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンと長期契約を結ぶにはまだ時間がかかりそうだ。しかし、NFLのMVPに輝いたことのあるジャクソンは、自分にメリーランド州を離れる意思がないことを明確にすることを望んでいる。
ジャクソンは現地30日(水)、『Twitter(ツイッター)』に「俺のレイブンズを愛している。いったい誰が、俺が離れるなんてうそを言っているのか分からない。俺の心を読もうなんてするなよ🙄」と投稿した。
ジャクソンが何に対して反応したメッセージかは不明だが、このコメントがあったのはレイブンズオーナーのスティーブ・ビスシオッティがジャクソンとの交渉状況について発言した翌日だった。
『ESPN』によれば、ビスシオッティは火曜日にNFLの年次総会の場で、ジャクソンが長期契約を急いでいないことについて「誰もが“もう自分の(契約)を手に入れなきゃ”と言うことが予測できるため、ものすごくユニークだ」と話したという。
ビスシオッティはジャクソンがQBカーク・カズンズと同じ道を進む可能性を示唆している。すなわち、契約最終年を最後までプレーし、レイブンズに2年連続でフランチャイズタグを使用することを強いた上でフリーエージェントになるというルートだ。
「だが、エリック(デコスタ/ジェネラルマネジャー)が彼に電話をかけ続け“ラマー、本当にここに来てこれを終わらせなきゃならないぞ”と言うわけにはいかない。それはGMの仕事ではない。カーク・カズンズはそういうやり方をした。ラマーがそう言い出したら? 俺は5年目をプレーして、フランチャイズタグでプレーする。もう1年フラチャイズタグでプレーしたら、俺と契約できる、とね」
「それは私にスーパーボウルに勝つための3年を与えてくれる。そして、6,000万ドルのクオーターバックが誕生する。なぜなら、それがこれから4年でいる位置だからだ。そういうこともあり得るが、私はラマーと話していない。それは私の役割ではない。私は答えを知らない」
そう語るビスシオッティはジャクソンがボルティモアを抜け出そうとしているのではなく、現在の状況はむしろ心理学的な要素が作り出したものだと示唆した。
「彼はスーパーボウルに勝つことにものすごく夢中になっていて、私が思うに、心の底では自分に価値があると思っていない。だから彼はこう言いたいんだろう。“さあ、俺にはトップになる価値がある”と。誰だって好きなように推測できる。彼はそれほどお金に惹かれているわけではないと思う。それはどうにでもなると分かっているんだ」
長期契約の締結に至っていない理由はどうあれ、ビスシオッティはジャクソンが“心変わり”しない限り、シーズン開幕までに新契約を結ぶ見込みはないと話している。
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