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CBパトリック・ピーターソンがバイキングスとの1年契約を発表

2022年03月31日(木) 10:28


ミネソタ・バイキングスのパトリック・ピーターソン【AP Photo/Gerald Herbert】

コーナーバック(CB)パトリック・ピーターソンはミネソタにとどまる。

オールプロに3度、プロボウルに8度選出されているピーターソンがミネソタ・バイキングスと1年契約を結ぶことを、ピーターソン本人がポッドキャスト『All Things Covered(オール・シングス・カバード)』で発表した。チームも後に、ピーターソンと新契約の条項に合意したことを明らかにしている。

ピーターソンは400万ドル(約4億8,959万円)のベースサラリーを獲得し、350万ドル(約4億2,826万円)が保証されると『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが報じた。また、インセンティブで100万ドル(約1億2,236万円)を手にすることも可能だという。

31歳のピーターソンは自分にある選択肢を検討し、シカゴ・ベアーズ、インディアナポリス・コルツ、タンパベイ・バッカニアーズをはじめとする多くのチームと話し合っていた。しかし、水曜日に本人が話したように、常にミネソタ残留を希望していたとのことだ。バイキングスの新ジェネラルマネジャー(GM)であるクウェシ・アドフォ・メンサがピーターソンにオファーを示すかどうかの問題であり、それが成された以上はピーターソンにとってはシンプルな決断だった。

ピーターソンは2021年にアリゾナ・カーディナルスからミネソタに移り、バイキングスで13試合(先発13試合)に出場してタックル45回、パスディフェンス5回、インターセプト1回を記録した。カーディナルスで過ごした2020年に比べ、2021年のピーターソンは『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』の守備グレードでより良い数字を残している。

絶好の時期のピーターソンはNFLでも最高のコーナーバックの一人であり、2011年のルーキーイヤーから2018年まで、8年連続でプロボウルに選ばれた。アリゾナの最終シーズンには年齢の影響が見え始め、以前ほどの速さがなくなっている。結局、ピーターソンは新しい場所での新章を求めることになった。

ピーターソンはミネソタにちょうど良い場所を見いだした。そこではフィールド上で信頼性のあるパフォーマンスをチームに提供できるだけにとどまらない。CBキャメロン・ダンツラーや新たに契約したCBチャンドン・サリバンを擁し、来るドラフト等を通じてさらに若い集団になる可能性のあるバイキング守備陣は、ピーターソンの知恵と経験を必要としているのだ。

将来の殿堂入りが確実なピーターソンは番組共同ホストで元NFLのディフェンシブバック(DB)ブライアント・マクファデンに、2022年を含め、あと3シーズンはプレーしたいと話した。すなわち、キャリアに幕を引く前に別のチームに移る可能性はあるということだ。しかし、2022年に関しては、ピーターソンはバイキングスにとどまっている。

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