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ラムズがLBワグナーと5年61億円の契約にサイン

2022年04月01日(金) 09:55

ボビー・ワグナー【AP Photo/Ted S. Warren】

ボビー・ワグナーがスーパーボウルリングを追い求めるためにNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区に帰ってくる。

長年、シアトル・シーホークスで活躍してオールプロに選出された経歴を持つラインバッカー(LB)ワグナーと契約に合意したと、ロサンゼルス・ラムズが現地3月31日(木)に発表した。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロによると、ワグナーはインセンティブによって最大6,500万ドル(約79億1,863万円)になる5年5,000万ドル(約60億9,125万円)の契約をラムズと結んだという。

第一報を伝えたのはシーホークス時代にワグナーとチームメイトだったコーナーバック(CB)リチャード・シャーマンだ。

「金持ちがもっと金持ちになる! 未来のホール・オブ・フェイム@VonMiller(LBボン・ミラー)を失い、未来のホール・オブ・フェイム@Bwagz(ボビー・ワグナー)を得る。@Ravens(ボルティモア・レイブンズ)は追い込みをかけていたけど、王者@RamsNFL(ラムズ)を見過ごすわけにはいかない」

レイブンズも訪問していたワグナーは2022年シーズンに2度、古巣と対戦する予定となっている。

ワグナーの放出に関するニュースは現地3月8日に報道された。この日はその数時間前にクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンのデンバー・ブロンコスへのトレードに合意していたこともあり、シーホークスにとってはフランチャイズを改変する日となっている。結果として、ワグナーとラムズは今シーズンにウィルソンとブロンコスを迎え撃つことになった。

「おめでとう@Bwagz! 君はすべてのレジェンドに値する! いつも言っているように、“一貫性に飽きるな”。永遠に愛しているよ、兄弟!」

ラムズがここ最近でスター選手を獲得しているのとは裏腹に、シーホークスはそれを失っている。

ワグナーはディフェンシブエンド(DE)アーロン・ドナルドやCBジャレン・ラムジー、LBレナード・フロイドを誇るラムズ守備陣に加わろうとしている。また、これまでにQBマシュー・スタッフォードとの契約延長や、ワイドレシーバー(WR)アレン・ロビンソンとの新契約をまとめてきたジェネラルマネジャー(GM)レス・スニードにとっては、今オフシーズンにおける最新の動きとなった。

ミラーはバッファロー・ビルズに移ってしまったが、ワグナーがその穴を埋めることはないだろう。ミラーがエッジに控える脅威であるように、ワグナーは試合における主要なオフボールラインバッカーであり、年齢とともに衰えることのないタックルマシンのままなのだ。

31歳のワグナーは2021年にタックル170回を記録してキャリアハイを更新し、プロボウルに選出された。シーホークスで6回オールプロに選ばれたワグナーは、10年連続で1シーズンあたり100回以上のタックルをマークしており、リーグトップには2度輝いている。

スニードGMとラムズは、まだ動きを終えていないかもしれない。スニードGMはドナルドの契約延長を議論しており、WRオデル・ベッカムに関心を持ち続けているところだ。

ワグナーは間違いなくまだ動きを終えていない。スーパーボウル制覇も経験しているワグナーはディフェンディングチャンピオンとして再びタイトル獲得を目指していく。シーホークスで10年間を過ごしたワグナーはいつかカントンに行く可能性が高いが、その前にロサンゼルスに向かおうとしている。

「レッツゴー!! もう@Bwagzと対戦しなくていいんだ!!!!」

【R】