WRヒルとの練習で切磋琢磨できるとドルフィンズCBハワード
2022年04月07日(木) 10:37鉄が鉄を研ぐ、とはコーチングの世界でよく言われる言葉だ。マイアミ・ドルフィンズは電光石火のスピードが同じ効果をもたらすかを試みようとしている。
ワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルをジェイレン・ワドルの仲間に加えたことで、ドルフィンズ攻撃陣はNFLで最速のワイドレシーバーコンビを擁することになった。
このコンボは相手守備陣を怯えさせるだけではなく、ドルフィンズ守備陣が同様の脅威と相対するときの準備を助けるだろう。
自身の新契約を結んだ後、コーナーバック(CB)ザビエン・ハワードは現地6日(水)に、ヒルほどの技量を持つ選手を相手に毎日練習することについて問われた。
「お互いを磨いていけると思う」と答えたハワードはさらにこう話している。
「大学とこのリーグで彼と対戦してきた。だから、お互いを良くすることに集中したいし、それに尽きる」
3度のプロボウラーであるハワードには、ヒルの加入によってチーム全体が良くなると分かっている。
「マイク・マクダニエル(ヘッドコーチ/HC)に言ったのさ。“俺の足を整えておかなきゃ。すごいスピードが来るぞ”って。このビルにこれからやってくるすべてに興奮しているんだ」
ドルフィンズ守備陣の後押しとなるのは、毎日の練習でトップクラスの才能と対峙することだけではない。堅実なユニットの大部分がチームに復帰しているのに加え、守備コーディネーター(DC)ジョシュ・ボイヤーも引き続きディフェンス陣を率いることから、トップ10に数えられる守りはさらに成長していくだろう。
「全員が戻ってくるのは、特にディフェンスでそうなのは、すごくエキサイティングだ。マイボーイの(エマニュエル)オグバ。あいつが戻ってきたのがうれしいね。一緒にプレーを決めてやる。あのディフェンスが戻ってくるのは興奮だぜ」
攻撃畑の新スタッフに加え、大型選手の加入、トップクラスの選手たちの確保によって、このオフシーズンのサウスビーチでは期待感が高まっている。今のドルフィンズが必要としているのは、その明るいムードを秋まで続けていくことだ。
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