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バッカニアーズOCレフトウィッチはもっと評価されるべきとエリアンス

2022年04月07日(木) 15:17


バイロン・レフトウィッチ【AP Photo/Ralph Freso】

クオーターバック(QB)トム・ブレイディは引退しない。ヘッドコーチ(HC)ブルース・エリアンスは引退し、バッカニアーズの指揮はトッド・ボウルズの手に委ねられた。

しかしながら、エリアンスの視点からすると、頭角を現しつつある攻撃コーディネーター(OC)バイロン・レフトウィッチとそのオフェンシブマインドこそ、バッカニアーズの組織の中でもっと評価されるべきだという。

「私は名声を得たし、ブレイディはバイロンがわれわれの攻撃陣でやってきたことに対して非常に多くの名声を得た」とエリアンスは『Arizona Sports 98.7 FM(アリゾナ・スポーツ98.7FM)』に語っている。

「コーチ職を手にするために今年の彼がそれにふさわしい評価を得てほしいと願う理由の一つは、彼が昨年に4つか5つのチームから真剣な関心を寄せられていたことだ」

「彼はあっという間にヘッドコーチになると思う」

レフトウィッチは2018年のアリゾナ・カーディナルスで、当時のスティーブ・ウィルクスHCの下ではじめてOCになった。しかし、コーチ業に足を踏み入れたのは2016年、インターンとしてエリアンス率いるカーディナルスに加入したときのことだった。エリアンスが2019年にバッカニアーズの舵取りを引き受けた際、レフトウィッチもOCとしてその後を追っている。

そこからのバッカニアーズは各シーズンをポイント数のトップ3(獲得ヤードでもトップ7)で終えてきた。エリアンスの“リスクを冒さなければビスケットは得られない”という方針とブレイディが2020年に加入したことに注目と評判が集まった一方、レフトウィッチは2019年のQBジェイミス・ウィンストン時代にただちに機能するオフェンスを導入している。その後、レフトウィッチは自分より年上のブレイディというメガスターを指導するという奇妙な仕事をうまくこなしてきた。

ブレイディは45歳のシーズンを迎えようとしており、レフトウィッチは2022年シーズンの大部分を42歳で過ごす。そして、これまでの2年と同様、2023年の雇用サイクルでは注目のHC候補になると目されている。多くの人々と同様、エリアンスはレフトウィッチが他のチームに向かうためにこのオフシーズンにバッカニアーズを離れると考えていた。

「彼は今年にジャクソンビル・ジャガーズのヘッドコーチになると本当に思っていた。そう、本当に近いところに来ていた。彼にとっては地平線まで来ている。彼はスターなんだ」とエリアンスは言う。

NFLで最大のビッグスターを3年連続でコーチするレフトウィッチ自身も、コーチ界の新星だ。

今、エリアンスはバッカニアーズのシニアフットボールコンサルタントという役職に就いた。それが何を意味するかはともかく。

「誰であれ助けを必要な人を助ける。オーナーが何かを必要としていたり、バイロンがレッドゾーンのパッケージで助けを必要としていれば、私がやろう。トッドが状況の想定を必要としていれば、私がやる。私はどこにでもいく」とエリアンスは語っている。

体の調子は“最高”と言うエリアンス。プールランニングでアキレス腱を断裂したものの、“シーズン中に50ポンド(約22.7kg)落とした”とのことだ。

ブレイディとの間に確執はないと強調したエリアンスは、ブレイディを応援することに胸を躍らせているという。

「トムはファンタスティックだし、彼と一緒にいるのは楽しい。これから彼が素晴らしいプレーを続け、トッドが舵取りをするのを見るのが楽しみだ」

チャンピオンシップという海を渡っていくバッカニアーズを率いるボウルズをこれからも支えていくエリアンスは、レフトウィッチに関してもヘッドコーチにふさわしい人物として遊説していくだろう。

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