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WRブラウンのトレードは「私がヘッドコーチである限りはあり得ない」とタイタンズHCブラベル

2022年04月08日(金) 14:08

A.J.ブラウン【AP Photo/John McCoy】

今オフシーズン中、テネシー・タイタンズのワイドレシーバー(WR)A.J.ブラウンの名前は契約延長やトレードの可能性についての話にも出てきている。

ヘッドコーチ(HC)のマイク・ブラベルは後者の考えを一切持っていないようだ。

『The Rich Eisen Show(リッチ・アイゼン・ショー)』でブラウンがトレードの対象になっているのかと質問されたブラベルHCは「私がヘッドコーチである限りはあり得ない」と答え、「私はA.J.のことがプロフェッショナルとしても、個人としても大好きだ。コーチとして彼のことをよく知るようになり、彼と会うのを最大限に楽しんでいる。さっきもここでトレーニングしている姿を見て、あいさつを交わした。ここのコーチである限り、A.J.ブラウンを自分のフットボールチームに保ち続けたい」と続けた。

今オフシーズンではスター選手をトレードする前にそのつもりはないと発言していたコーチがいたことが記憶に新しく、どのようなヘッドコーチの発言についても、その考えがどれほど確かなものなのかという疑問が生じるのは当然だと言えよう。

それでも、ブラベルHCは自分の考えをはっきりと言うことで知られている上に、ブラウンがトップクラスの若手ワイドレシーバーとして活躍する中で、タイタンズがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区を制してトップシードを獲得したシーズンの後にブラウンが他チームに移るのを見たいと思う理由はないはずだ。

タイタンズのジェネラルマネジャー(GM)ジョン・ロビンソンはリーグの年次総会の場で、ブラウンの契約延長をオフシーズンの目標の1つだと説明しており、その後の報道では、ブラウンに対するいかなるオファーも受けないというクラブの意向が強調されていた。

キャッチ63回、869ヤードで3年目のシーズンを終えたブラウンは、ルーキー契約の最終年を迎えようとしているため、契約延長が最重要課題となっている。

2020年にプロボウルに選出されたブラウンは、キャリア開始後2年連続で1,000ヤードを達成したが、2021年は胸部の負傷によって欠場を余儀なくされたときもあった。しかし、3試合を欠場した後に復帰したシーズン第16週のサンフランシスコ・49ers戦ではキャッチ11回で145ヤード、タッチダウン1回を記録し、ブラウンがタイタンズでどれほど圧倒的な力を発揮できるかが明らかになっている。

プレーオフではシンシナティ・ベンガルズに敗れたものの、ブラウンはキャッチ5回で142ヤード、タッチダウン1回をマークし、敗戦の中でも輝きを放っていた。

ロビンソンGMの過去のコメントとブラベルHCが直近に明かした思いから判断すると、ブラウンのテネシーでの活動は今後も続いていくのだろう。

【RA】