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セインツ攻撃陣への自信を見せるWRトレクアン・スミス、「ものすごいショーになる」

2022年04月08日(金) 17:39


ニューオーリンズ・セインツのトレクアン・スミス【AP Photo/Brynn Anderson】

ニューオーリンズ・セインツのオフシーズンへの取り組みは、優勝争いまであと1人か2人の選手が欲しいと考えているチームとしてのものだ。

ショーン・ペイトンが退任したことを受けて、チーム内のコーチングスタッフを昇格させて多数の主要な人材を確保し、それによって空いた穴を補填してきたセインツは、その後に2022年ドラフトの1巡目指名権を余分に獲得するために将来の資本をトレードしている。

先発のセーフティ(S)を失ったとはいえ、セインツのディフェンスがハイレベルなユニットであることに変わりはない。大きな疑問符がついているのはオフェンスの方で、オフェンシブタックル(OT)テロン・アームステッドがマイアミ・ドルフィンズに移籍して大打撃を受けたことを除けば、セインツは基本的に昨年と同じメンバーを迎えている。

クオーターバック(QB)ジェイミス・ウィンストンとの再契約は、QBのポジションにいくらか安定性をもたらすとはいえ、ウィンストンはACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂から復帰したばかりであり、昨年にスコアボードを照らしていたわけでもない――先発を務めた7試合ではいずれも280ヤード以下という記録だった。

ドラフトを前にして、セインツは足のケガで昨シーズンをすべて棒に振ったワイドレシーバー(WR)マイケル・トーマスが、レシーバーの記録的なプレーメーカーとして復帰することを強く期待しているようだ。

オフェンスに大きな疑問があるにもかかわらず、セインツと直近に再契約を結んだWRトレクアン・スミスは、健康であればチームが強力なオフェンスを誇示できると信じている。

『The Times-Picayune(ザ・タイムズ・ピカユーン)』によると、スミスは最近、「みんなが健康でいてくれたら、ものすごいショーになるし、エキサイティングなオフェンス、爆発的なオフェンスになる。今年は絶対にそうなるのを楽しみにしている」と語ったという。

昨シーズンにセインツが苦戦した主な原因としてケガを挙げたスミスは、こう話している。

「去年に(オフェンスの)全員が一緒にプレーした試合は1つも思い浮かばない。そして、それはこのビジネスにとってタフなことだ。このビジネスで1番大事なのは、勝つこと。主要な選手がそろっていないと、勝つのはものすごく難しくなる」

ウィンストンとトーマスの健康状態の他にも、2022年のセインツオフェンスの良し悪しを大きく左右する問題が2つある。1つ目は、攻撃コーディネーター(OC)ピート・カーマイケルがペイトンに代わってプレーコールを担当する点だ。2つ目は、2つの1巡目指名権をどう使うかという点だ。セインツはアームステッドに代わるオフェンシブタックルと、プレーメイキング能力を発揮するワイドレシーバーの獲得に使うのだろうか。それとも、将来を担うクオーターバックを探すのだろうか。

【RA】