進化し続けるDEドナルド、目標はラムズで2つ目のスーパーボウルリング獲得か
2022年04月11日(月) 10:00ロサンゼルス・ラムズのディフェンシブエンド(DE)アーロン・ドナルドの復帰に関する疑念はしばらくの間、払拭されるようだ。
その有力な理由としては、ドナルドが再びスーパーボウルを目指していることと、年齢とともに相手オフェンシブラインマン(OL)やクオーターバック(QB)にとって恐ろしい存在へと進化していると本人が確信していることが挙げられる。
先日にポッドキャストの『Million Dollaz Worth of Game(ミリオン・ダラズ・ワース・オブ・ゲーム)』に出演した際、ドナルドは「スーパーボウルで再び優勝できる可能性がある。なんで戻ってきてプレーしないのか? それがすべてだ。経験したし、もういいやとも思ったけど、病みつきになってしまった」と語った。
ドナルドとラムズの2021年シーズンは第56回スーパーボウルでシンシナティ・ベンガルズを破り、紙吹雪が降り注ぐ中で幕を閉じている。その栄光はドナルドの功績によるところが大きく、特に試合後半に入ってからドナルドはベンガルズオフェンスを破壊した。最終的に、タックル4回、サック2回、QBプレッシャー7回――そのうち5回は後半でマーク――を記録している。ドナルドがベンガルズのQBジョー・バロウを芝生に投げつけたのが決定打となり、試合は終了。拠点をロサンゼルスに移してからフランチャイズ史上初となる勝利に貢献した守備陣に向けての感嘆の声があげられていた。
実際に、ドナルドの成功は必然的であり、再びチームに戻ることもそうではないかと思われている。
「絶対にもう1度手に入れたいと確実に思っているんだ。それはウソじゃない」とドナルドは明かした。
ポッドキャストのインタビューはつい先日に公開されたが、ドナルドがアウトサイドラインバッカー(OLB)ボン・ミラーのロースター復帰への期待を語っていることから分かるように、放送日よりもかなり前に収録されていたようだ。ミラーがバッファロー・ビルズに移籍した一方で、ラムズはフリーエージェント(FA)だったワイドレシーバー(WR)アレン・ロビンソンとラインバッカー(LB)ボビー・ワグナーと契約を結んでいる。
来るシーズンに向けてさらに成長しようとしているドナルドはこうコメントした。
「ああ、俺は速くなっている。水曜日のトレーニングで仲間と一緒だったんだけど、いつも終わった後に“どう思う?”と聞いたら、“今の動きだと、あと3年か5年は持つよ”と言ってもらえるんだ。だからいい感じ、本当にいい感じだ。素早いし、爆発力もある。スピードが落ちているようには感じないし、むしろ速くなっているような気がする。前より良い状態になっているような気がするんだ。年齢を重ねるごとに良くなっていくんだと、みんなに言い続けている。スピードは落ちない。それだけ強くなっているという実感がある。年齢を重ねるごとに、見た目も良くなっているしね」
ディフェンシブラインのどこにでも並ぶことができる、身長約185cmで体重約127kgのドナルドは現地5月23日(月)に31歳になる。AP通信守備部門年間最優秀選手賞に3回、プロボウルに8回、オールプロに7回選出された経験と、待望していたスーパーボウルリング1つとともに2022年シーズンを迎えようとしているところだ。
ドナルドは勝利への執念と、年齢を重ねるにつれて調子を上げているという信念を持ち、2022年に2つ目のリング獲得を狙おうと意気込んでいる。
【RA】