カーディナルスQBマレー、新契約なしではプレーしない見込み
2022年04月15日(金) 10:11アリゾナ・カーディナルスのクオーターバック(QB)カイラー・マレーは2022年シーズンのフィールドに立つ前に新契約を締結するという強い意思を持っている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋の話を元に現地14日(木)に報じたところによれば、マレーは新契約を得ない限りプレーしない見込みだという。
カーディナルスはまだマレーに契約をオファーしていない。マレーのエージェントであるエリック・バークハードが数週間前、チームに対してマレーが自分の最初の提案を取り下げることを伝えたとペリセロはつけ加えた。
マレーとカーディナルスはドラマの多いオフシーズンを送っている。プロボウルの後、マレーは自分のソーシャルメディアアカウント上からカーディナルスに関連する写真を削除した。チーム側からもマレーの未熟さについての批判があった後、両者は和睦し、前進することに希望をもっている。マレーは先月に、カーディナルスの一員としての未来に心配はないと話していた。
しかしながら、新契約については進展がないようだ。マレーはルーキー契約の4年目に550万ドル(約6億9,474万円)を受け取ることになっている。
2度のプロボウラーである24歳のマレーは2021年に好スタートを切り、負傷によって3試合の欠場を強いられるまでは、MVPの有力候補として見られていた。マレーとカーディナルスはそれ以降で苦戦し、ポストシーズン進出には成功するものの、最終的にチャンピオンになったロサンゼルス・ラムズにスーパーワイルドカードラウンドで大敗している。
アーロン・ロジャース、デショーン・ワトソン、マシュー・スタッフォード、デレック・カーが1年あたり4,000万ドル(約50億5,156万円)かそれ以上の延長契約を結んでいるのを目の当たりにしたマレーは、自身についても高額の契約を望んでいる。
カーディナルスは元全体1位指名選手をトレードする計画はないと主張してきた。したがって、7月後半のトレーニングキャンプまで、長いにらみ合いが続くかもしれない。
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