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WRワトキンスがパッカーズと1年5億円の契約に合意

2022年04月15日(金) 10:17


サミー・ワトキンス【AP Photo/Terrance Williams】

フリーエージェンシーが始まってから1カ月間、ワイドレシーバー(WR)サミー・ワトキンスの市場は静かなままだったが、レシーバーを必要としている有力チームとマッチすることが明らかになった。

現地14日(木)にグリーンベイ・パッカーズを訪問した後、ワトキンスがパッカーズとの1年400万ドル(約5億0,436万円)の契約にサインしたと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロとマイク・ガラフォロが報じている。その後、球団が正式に契約を発表した。

「正式にチーズヘッドになった。早く特別な存在になりたい。クレイジーになるぞ・・!」

かつてナンバー1レシーバーとして期待されていたものの、バッファロー・ビルズからロサンゼルス・ラムズにトレードされる前はケガに苦しんでいたワトキンス。ラムズでは15試合に出場してタッチダウンキャッチ8回を決め、2018年にカンザスシティ・チーフスと3年4,800万ドル(約60億5,796万円)という健全な契約の締結に至ったが、質の高い2番手オプションだったワトキンスはチーフスとボルティモア・レイブンズの両方でせいぜい補助的な役割にとどまっていた。

パッカーズへの移籍はワトキンスが必要としているものなのかもしれない。WRデイバント・アダムスをラスベガス・レイダースにトレードし、WRマルケス・バルデス・スカントリングをフリーエージェント(FA)で失ったパッカーズには、WRアレン・ラザードとベテランWRのランドール・コブがクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースのトップ2のターゲットとして残っている。2021年ドラフトで指名を受けたWRアマリ・ロジャースがプロのゲームに徐々に適応しているため、ワトキンスは3番手の役割を果たせるだろう。

昨季のターゲット数はわずか49回と、ワトキンスのキャリア史上最も少なかったが、ロジャースとプレーすることでその数は増えるかもしれない。ランプレー重視のレイブンズオフェンスで、ワトキンスの2021年シーズンの記録はキャッチ27回、394ヤード、タッチダウン1回にとどまっている。28歳にして有望なチームからあまり注目されていなかったワトキンスにとって、いずれもキャリア最低の成績だった。

ワトキンスはもはやナンバー1パスキャッチャーになれるとチームから期待されていない。しかし、パッカーズでは自分の生産性を証明できる最も良い機会に恵まれる可能性がある。一方、ロジャースとヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーはアダムスの離脱で失われた生産性を補填するために別の経験豊富な選手を確保した。

【RA】