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肩を負傷したベンガルズWRヒギンズはトレーニングキャンプに間に合う予定

2022年04月15日(金) 11:26


シンシナティ・ベンガルズのティー・ヒギンズ【AP Photo/Steve Luciano】

シンシナティ・ベンガルズのワイドレシーバー(WR)ティー・ヒギンズは2021年シーズンの序盤に負傷した肩の手術を3月まで先送りにし、ベンガルズのスーパーボウル進出に貢献したものの、チームはロサンゼルス・ラムズに敗れた。

現地12日(火)に行われたシンシナティ・レッズの野球の試合にアームスリングをして現れたヒギンズは、トレーニングキャンプの開始には間に合う予定だが、それよりも来年2月の試合に万全であることに焦点を当てているとチーム公式サイトのジェフ・ホブソンに話している。

トレーニングキャンプまでに回復していることについてヒギンズは「そういう予定だ」と述べた。「(スーパーボウルは)いい勝負だったけど、結果は俺たちが望んでいるものではなかった。それが俺たちのモチベーションにはなるけど、スーパーボウルに出場することがどれだけ大変かも分かっている。俺たちは次のシーズンもそれを目指す」

ヒギンズは臼蓋(きゅうがい)を治すために手術を受けたと今週に『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じている。

ヒギンズは昨シーズンの第2週に肩を負傷し、その後の2試合を欠場している。それにもかかわらず、ヒギンズはキャリア初となる1,000ヤード越えのシーズンをマーク。2試合を欠場しながらも23歳のビギンズは74回のキャッチで1,091ヤードとタッチダン6回を記録している。

ベンガルズがスーパーボウルの第4クオーターでつかんだリードをそのまま維持できていれば、100ヤードとタッチダウン2回を記録したヒギンズはMVPに選ばれていたかもしれない。

しかし、ベンガルズは試合終盤でクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードの攻撃にやられ、その可能性をラムズに潰された。同じWRのクーパー・カップが代わりにその栄光に浴することとなり、チャンスを逃したヒギンズをいっそう駆り立てた。

ヒギンズは「そのことについて母親に話したんだ。もし俺たちが優勝していれば、俺がMVPになっていたかもしれないって。考えただけでもクレイジーだ。いま改めて考えると、やっぱり優勝したかった」と語っている。

「それは自分の職業、生涯をかけてプレーしてきたスポーツの最高レベルに到達したという成果の一つになるからだ。あの試合で最優秀選手になるということは、フットボールで自分のゲームを極めた他のすべてのプロフェッショナルたちと並ぶということだ。考えただけでも鳥肌が立つ」

WRジャマール・チェイスの記録的なルーキーシーズンによってヒギンズのプレーは見劣りしてしまった。だがその一方で、クレムソン大学出身のヒギンズは自らの実力で相手にとって脅威となる選手へと成長している。トレーニングキャンプに間に合う可能性が高いとあって、ベンガルズの爆発的なオフェンスの中でヒギンズが3年目にも結果を量産することは間違いないだろう。

【RA】