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QBフィールズはオフェンス習得に「うってつけのところにいる」とベアーズHCエバーフラス

2022年04月15日(金) 15:16

シカゴ・ベアーズのジャスティン・フィールズ【AP Photo/Charles Rex Arbogast】

クオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズの教育が始まる。

シカゴ・ベアーズが現地4日から自主参加のワークアウトを始めており、キャリア2年目のフィールズが今季から初めて指揮を執るヘッドコーチ(HC)マット・エバーフラスと共に、さっそくオフェンスの習得に取り組んでいる。

インディアナポリス・コルツで守備コーディネーター(DC)を務めていたエバーフラスHCによると、これまでのところ、フィールズはとてもいい状態とのこと。

チーム公式サイトによれば、エバーフラスHCは『The Cris Collinsworth Podcast(クリス・コリンズワース・ポッドキャスト)』で「彼はうってつけのところにいると思う。オフェンシブスタッフとミーティングを重ね、このオフェンスにとても馴染んでいる。ここはリズムとタイミングを重視したオフェンスだ。ウエストコースト・システムがベースになっている。彼からすると、とてもクオーターバック向きのオフェンスだと言えるだろう。これまでにも多くの選手にとって、クオーターバック向きのオフェンスだった」と述べたという。

エバーフラスHCは駆け出しのフィールズを中心にオフェンスを構築していくと宣言しており、オハイオ州立大学出身のフィールズがチームに馴染むのは歓迎すべき変化だ。

フィールズのNFL初先発は悪夢のような出来事だったと言えよう。クリーブランド・ブラウンズの守備陣にねじ伏せられ、その日のゲームプランとスキームに関して、当時のヘッドコーチであるマット・ナギーが自慢のルーキーに何の好意も示していないのは明らかだった。シーズン初期段階でそれを経験したフィールズは、出場した12試合のうち10試合に先発出場し、パス270回中159回成功(58.9%)、1,870ヤード、タッチダウン7回、インターセプト10回という成績を収めている。

フィールズはチームメイトと共に苦戦を強いられ、ベアーズは6勝11敗という結果に終わったものの、俊足と腕力を誇るフィールズはベアーズファンが期待するような輝きを放っていた。

現時点で、エバーフラスHCはフィールズに攻撃コーディネーター(OC)ルーク・ゲッツィのオフェンスを把握することを求めており、その進歩は注目に値する。

「ご覧の通り、パスゲームのリズムとタイミングを指導されているし、それはいつボールを投げるべきかを理解するのにも、彼がどういう成長を遂げたのかを見るのにも役立つ」と語ったエバーフラスHCは「彼はオフェンスの内容をはっきりと理解していくはずだ。理解しながら他の選手に教える手助けもしていて、本当にいい仕事をしている」と続けた。

現地19日(火)に自主参加のミニキャンプを開始して21日(木)まで実施するベアーズは、今月中に最も活動的なクラブの1つとなるだろう。

今後も学習は続いていき、ベアーズを新たな時代へと導いてくれるフィールズへの期待感も続いていくと明かしたエバーフラスHCはこうコメントしている。

「彼は始めるのを楽しみにしている。これは彼のフットボールチームで、みんなと一緒にやっていくのを楽しみにしているようだ。チームとして一緒に取り組む過程を経て実感するだろうし、お互いのことを知っていけると思う」

【RA】