CBケルビン・ジョセフが射殺事件に関連した可能性を認識しているとカウボーイズ
2022年04月16日(土) 09:30ダラス・カウボーイズは現地15日(金)に声明を発表し、コーナーバック(CB)のケルビン・ジョセフが、先月ダラスで発生した射殺事件に関係している可能性を認識していることを明らかにした。
「ダラス・カウボーイズは、3月18日にダラスで発生した悲劇的な事件を認識している。何よりもまず、(キャメロン)レイ氏のご家族と愛する方々に心を寄せている。われわれの組織はケルビン・ジョセフがこの事件に関係している可能性があることも認識している。ダラスの警察当局と連絡を取り、NFL事務局にも報告を行っている。現時点ではこれ以上のコメントはない」とチームは発表している。
ジョセフの弁護士であるバリー・ソレルズ氏は金曜日、『The Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』に対し、22歳のジョセフは武器を持っていなかったものの、18日にダラスのナイトクラブの外で口論になったあと、20歳のキャメロン・レイ氏に銃弾が発射された車両の同乗者だったと述べた。
ソレルズ弁護士は「ケルビン・ジョセフはキャメロン・レイ氏を撃っていない。レイ氏の死は悲劇であり、ケルビンはご家族の喪失に対して深い哀悼の意を表している。3月17日の夜、ケルビンは丸腰で、暴力を振るおうとしていたわけではない。彼は、彼の知らないうちに、あるいは同意がないままに、状況がエスカレートしていることに気がついた」と話した。
「レイ氏のご家族へ哀悼の意を表するとともに、ケルビンはこのような事件の近くにいたことをダラスのコミュニティに謝罪する。捜査は進行中であり、われわれはその過程を尊重するつもりだ」
ソレルズ弁護士はジョセフが警察と話す可能性があることについては詳細を明らかにしなかった。
リーグの広報担当者は金曜日、『NFL.com』に「この件はリーグの個人的な行動方針に則って検討中である」と述べた。
ダラス警察も同日、『NFL.com』に対して容疑者本人が起訴、逮捕されるか、犯罪に関連した人物を積極的に捜索するようになるまで、参考人の身元を確認することはないと述べた。
ジョセフは2021年NFLドラフト2巡目でカウボーイズに指名された。鼠径部(そけいぶ)の負傷によりインジャリーリザーブで開幕を迎えた後、ルーキーながら10試合に出場し、2試合に先発出場した。
【AK】