NBAの名選手と比較してQBウィルソンを称賛するブロンコスLTボールズ
2022年04月16日(土) 16:17元クオーターバック(QB)のペイトン・マニング以来、デンバー・ブロンコスにとって最も重要な選手だと言われているQBラッセル・ウィルソンのことを、今度はレフトタックル(LT)のギャレット・ボールズが称賛している。
現地14日(木)、ボールズはNBAの名選手3名と比較しながらウィルソンについて語った。
チーム公式記録によると、ボールズは「素晴らしいリーダーだ。ラスのことが大好きだ。彼の決断力にも集中力にもメンタルにもほれ込んでいる。全部が大好きだ。コービー・ブライアント、レブロン・ジェームズ、マイケル・ジョーダンといった偉大なアスリートたちが持っているメンタリティと彼が持っているものは同じだ。常に集中していてロックンロールの準備ができているし、そういうのを俺たちは求めていた。いつも前向きで、とにかく愛すべき存在だ。彼のために全力でプレーしたくなるさ」と話したという。
ボールズのコメント以前にも、ウィルソンのトレードに伴うブロンコスでの期待感の高まりは明らかになっている。ワイドレシーバー(WR)コートランド・サットンは今週、ウィルソンがいるだけで「活気が違う」と指摘していた。
AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区で厳しい戦いが予想される中、ボールズはブロンコスの可能性を楽観視すべき理由の重要な部分を占めている。ルーキーシーズンに苦戦を強いられたボールズだが、2020年にはオールプロのセカンドチームに選出されている。現在はNFLの中でも優れた力を発揮する可能性のあるオフェンシブラインの一員だ。
ボールズはウィルソンがこれまで所属していたチームを軽く批判する前に「10分くらい話したかな」と明かし、こう続けた。「ただただ興奮していた。彼には“なあ、君はヒットされるのに慣れているんだろう。ここではヒットされないぞ”と言っておいた。本当に楽しみにしている」
「“レフトタックルに何を求めているのか”というメッセージを送っていた。だから、そういう話をしていたんだ。彼が何を求めているのか、何を期待しているのかが分かったし、それを提供できるかどうかは俺次第だ」
ウィルソンの加入を受けて、とてつもない高まりを見せているブロンコスの期待感を、29歳のボールズはドラフト1巡目指名を受けてNFL入りしたときに自分に寄せられた期待感と重ね合わせている。
ブロンコスにはもう言い訳はないのかと質問されたボールズは「言い訳をするために生きてきたとは思っていない」と答えた。「みんなも分かっている通り――入団当時から今に至るまで――自発的により良くなろうと努力してきた。長年、励ましてもらってきたと思っているし、そのおかげで今の自分があるから感謝している。たぶん、ここで1番嫌われている選手の1人だったけど、今ではみんなから愛されている。クールだろ。それが俺の生き方だから誇りに思っている」
【RA】