ダラス・カウボーイズの攻撃陣は、アマリ・クーパーとその2,000万ドル（約25億7,180万円）の契約をクリーブランド・ブラウンズにトレードしたことで、間違いなくその最高の武器を失った。

タイトエンド（TE）ダルトン・シュルツは、クーパーの移籍が他の選手のためのドアを開くと現地18日（月）に話した。

「俺たちはクーパーと良い攻撃陣を築いた。残念だがもう彼はいないから、次のステップは俺たち自身がステップアップすることだ。俺はゲームのさまざまな側面で成長する余地があると思う」シュルツは『ESPN』を介して話した。

クーパーは、過去3年半のシーズンでカウボーイズのレシーバー陣をリードし、ディフェンスの注意を引くことによって、他の攻撃陣のためのルートを開いた。

カウボーイズはクーパーのトレードについて計算を用いて、クーパーとの契約金額である2,000万ドルをもっと有効に配分すべきと判断した。彼らはシュルツにフランチャイズタグを使用し、ACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）断裂からの復帰を目指すマイケル・ガラップと再契約し、さらにジェームズ・ワシントンを獲得した。

シーディー・ラムがシーズンを通して出場する一番手のワイドレシーバー（WR）となり、2022年シーズンはより多くの機会に恵まれるだろう。攻撃陣にとっての大きな疑問は、今シーズンのガラップがいつケガから回復し、そのスピードを取り戻すのかということだ。

タイトエンド市場の層の薄さから、カウボーイズはシュルツの保持を優先している。2021年に78回のキャッチ、808ヤード、8タッチダウンとキャリアハイを記録した25歳は、クーパーの移籍によりあいた穴を埋める計画の主要選手になると期待されている。

フランチャイズタグはシュルツが2022年のダラスにいることを保証する一方で、TEは7月15日（金）の期限までにチーム側と長期的な解決策を見つけることを望んでいる。

「俺は長期契約でプレーしたいし、チームもそう思っていると思う。うまくいくことを願っているよ」とシュルツは語った。

【AK】