全体1位指名の選手は「検討中」とジャガーズGMバールケ
2022年04月23日(土) 14:452021年シーズンの最終戦が終わってから、ジャクソンビル・ジャガーズは働き続けてきた。
ジャガーズは誰をドラフト全体1位で指名するのかまだ明確に決めていない――少なくとも、公に認めるほど確実ではない。ジャガーズのジェネラルマネジャー(GM)トレント・バールケは現地22日(金)に報道陣に対し、笑顔を浮かべながら「検討中だ」と少し生意気な返答をした。
バールケGMはフロントオフィスがドラフト候補の複数の選手に同じような評価をしていると強調し、さまざまなシナリオの余地を残している。ジャガーズがオフェンシブタックル(OT)キャム・ロビンソンにフランチャイズタグを指定する前、モックドラフトではドラフト前のプロセスに従って、ジャガーズがトップ2のタックルのうちの1人――アラバマ大学のOTエヴァン・ニールか、ノースカロライナ州立大学のOTイクム・エクウォヌ――を指名すると見られていた。ロビンソンへのフランチャイズタグ指定によって、当初の予測とは大きく異なり、ミシガン大学のディフェンシブエンド(DE)エイダン・ハッチンソンを指名するとの見方も出てきている。
さらに奇抜な意見を持ちたければ、ジャガーズがジョージア大学のDEトラヴォン・ウォーカーを全体1位で指名すると考える人も増えている。『NFL Media(NFLメディア)』のモーリス・ジョーンズ・ドリューやピーター・シュレーガー、チャールズ・デイビスがそれぞれ最新のモックドラフトでジャガーズがウォーカーを指名すると見ている一方で、NFLメディアのチャド・ロイターはハッチソンを指名すると予測している。
これこそ今回のドラフトのテーマである“不確実性”だと言えよう。有望なクオーターバック(QB)が不在の中で、チームはさまざまな方向に進むことができ、自分たちよりも前に指名するチーム――全体3位指名権を持っているヒューストン・テキサンズの選択が重要な要素となり得る――がどういう決断を下すかによって大きく左右される。
不確定要素が多いため、フランチャイズは情報を明かさない方が得策だ。今後6日間で実際の計画を隠すための偽装行為を働くチームが出てくるかもしれない。
すべては現地28日(木)夜、ラスベガスで明らかになるだろう。
【RA】