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「トレードされることを選んだ」とペイトリオッツWRパーカー

2022年04月23日(土) 16:23


マイアミ・ドルフィンズのデバンテ・パーカー【AP Photo/Adrian Kraus】

マイアミ・ドルフィンズがワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルをトレードで獲得してWRセドリック・ウィルソンと契約を結んだ後、元ドルフィンズのWRデバンテ・パーカーはニューイングランド・ペイトリオッツを次の行き先にしたいと要求していた。

そして、ドルフィンズはその要求を受け入れている。

『ESPN』によると、パーカーは現地21日(木)に「ここにトレードされることを選んだ」と明かし、「代理人(ジミー・グールド)から連絡があって、そのときの状況と行くべきチームの選択肢を教えてもらった。リストの最初にあったのがペイトリオッツだ。全部やり遂げられたことに興奮している」と続けたという。

珍しくディビジョン内で行われたトレードで、ドルフィンズは2023年ドラフト3巡目指名権と引き換えに、パーカーと2022年ドラフト5巡目指名権をペイトリオッツに送った。

ディビジョン内のライバルであることを踏まえると、希望地であってもパーカーをペイトリオッツにトレードする必要はなかったが、ドルフィンズのジェネラルマネジャー(GM)クリス・グリアは先日、選手と正当に接したかったと明かしている。

パーカーはクオーターバック(QB)マック・ジョーンズ率いるペイトリオッツオフェンスでXレシーバーになる予定だ。2015年ドラフト1巡目指名を受けた後、ドルフィンズで過ごした7シーズンの間にキャッチ338回で4,727ヤード、タッチダウン24回をマークしている。

2019年には1,202ヤード、タッチダウン9回を記録するなど、プレーメイキング能力の可能性を感じさせた。しかし、ケガと安定感のなさがバウンダリーレシーバーを苦しめている。

ペイトリオッツではボールを取りに行き、セカンドレベルで優位に立ち、背後からのパスをキャッチできるようなアウトサイドのターゲットの役割を担うだろう。パーカーは経験と才能をそれが必要とされているポジションにもたらせるため、ヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックにとっても優秀なレシーバーとなるはずだ。また、パーカーはペイトリオッツがプレーメーカーに求めている柔軟性と汎用性も備えている。

パーカーは4月2日(土)にトレードされてから、すでにジョーンズと何度かスローイングセッションを実施してきた。

「マックの印象はこうだ。彼はいい腕をしている。勢いよくやっていた」と明かしたパーカーは「全員にとって、最高のワークアウトになったよ。ここへ来て早くから彼と投げ合い、タイミングをつかめてよかった。マックは良いクオーターバックだ。彼の投げるボールはタフじゃない。キャッチしやすいボールを投げている。それはシーズン中の楽しみでもある」と続けた。

パーカーが加わるペイトリオッツのデプスチャートでは、ジャコビ・マイヤースやケンドリック・ボーン、ネルソン・アグホローが上位に位置している。ロースターには他に、ニキール・ハリーも名を連ねている。

【RA】